男女共同参画がめざすものは,男女の根本的な違いを理解したうえで,互いにその人権を尊重しつつ責任も分かち合い,性別にかかわりなく,その個性と能力を十分に発揮できる社会です。

 男女共同参画の実現のためには様々な方策がありますが,特に大学という立場で現状を見つめると,今解決すべき課題は,女性教育研究者が少ないことであります。その理由の一つとして,育児などの生活と教育研究とを両立することの難しさが挙げられます。鳥取大学は,女性教育研究者が様々なキャリアおよびライフステージにおいて,将来の展望を持って教育研究に取り組むことができ,意欲溢れる全ての男女教育研究者が輝き続けられる大学でありたいと考えています。そのために,今改めて,問題を認識し,お互いに知恵を出し合い,更に努力していくことが必要であると考えています。

 鳥取大学は,昭和24年に設置され,高等教育研究機関として地域社会と共に歩みながら,約64年の伝統と実績を創りあげてまいりました。今後も,将来の人材の育成を担う最高学府として発展し続けるために,全ての学生,教職員が性別に関係なく,その個性と能力を遺憾なく発揮できる,生き生きとした大学であることを目指します。

  
                                                                                         
                           
                                                                                     鳥取大学長 豊島良太