鳥取大学の最近の動き

平成25年10月~12月

2014年01月07日

1.大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)で2件採択(中・四国地方で初)  (10月11日)

文部科学省は、大学発新産業創出拠点プロジェクト(START)(プロジェクト支援型)の平成25年度の新規採択実施機関(第3サイクル審査分)を決定し、鳥取大学では医学系研究科 汐田教授と工学研究科 伊福准教授の2件のプロジェクトが採択されました。

今年度のプロジェクト申請件数は145件、プロジェクト採択件数は16件でした。同一大学で2件の採択は東京大学と並び最も多い件数で、平成24年度から開始されたSTART(プロジェクト支援型)において中国・四国地方の大学では初めての採択となりました。

 

(1)再生医療技術の基盤研究を応用した内在性幹細胞制御による肝疾患の革新的治療戦略

   研究代表者: 医学系研究科 教授 汐田  剛史

   事業プロモーター: 野村ホールディングス株式会社

 

(2)カニ殻を用いたキチンナノファイバーの製造技術、およびその展開

   研究代表者: 工学研究科 准教授 伊福 伸介

   事業プロモーター: 株式会社ファストトラックイニシアティブ


2.
医学系研究科 香月助教が日本薬物動態学会 学会奨励賞を受賞(10月9日~11日)

大学院医学系研究科機能再生医科学専攻 香月康宏助教が平成25年度日本薬物動態学会で学会奨励賞を受賞しました。

授賞式は、10月9日から11日に東京タワーホール船堀で開催された日本薬物動態学会第28回年会で行われました。

受賞対象題目は「ヒト人工染色体を用いたヒト化薬物代謝モデルマウス作製技術の開発」で、本研究成果の基盤となるヒト人工染色体技術を世界に先駆けて開発し、薬物動態研究等に利用できる汎用的なヒト化薬物代謝モデルマウスの開発を行ったことが評価されました。

日本薬物動態学会ホームページ:http://www.jssx.org/kaimu/h25gakkaisyo/


3
. 全日本学生室内飛行ロボットコンテストで鳥取大学チームが受賞(10月12日~13日)

10月12日、13日に、羽田空港最古の格納庫であるT101ハンガーで、第9回全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されました。全国から62チームが参加し、本学からは今回で4度目の出場となる「鳥取大学カルマンプロジェクト」のメンバーで結成した「T-sparrow」「フェニックス」「白鷹」の3チームが出場しました。

参加チームは、作製した飛行ロボットで指定されたミッションに臨み、離陸や自動飛行などの技術や速さを競って、熱い戦いを繰り広げました。「T-sparrow」は、機体製作、機体仕上がりの面を評価され、ベストクラフト賞を、「フェニックス」はユニークデザイン賞を受賞しました。なお、「T-sparrow」は全62チーム中第6位の飛行競技得点を記録し、本学の過去最高位である18位を大きく更新しました。

※「鳥取大学カルマンプロジェクト」

工学部機械工学科独自のプロジェクト「DaVinciプロジェクト」(独自の新しい飛行体の開発を目指す)から学生主体のプロジェクトとして発足。ものづくり課外活動団体のひとつで、上記大会の優勝を目指しています。

 

 4. 情報倫理に関する啓発作品コンテスト実施(10月14日)

 近年、Facebook や Twitter、ブログなどに代表される ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が急速に普及しています。SNSにより人と人との関係を容易に確立できる一方で、SNS上での不適切な発言や行動による事件・事故も跡を絶ちません。

近年、Facebook や Twitter、ブログなどに代表される ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が急速に普及しています。SNSにより人と人との関係を容易に確立できる一方で、SNS上での不適切な発言や行動による事件・事故も跡を絶ちません。

そこで、本学では、学生が自ら参画し、大学が一丸となって問題解決に取り組むことにより、今一度、SNSの安全・安心な利用方法について認識する機会となるよう、情報倫理に関する啓発作品コンテストを行いました。

学内募集の結果、学部学生から23点、大学院生から5点、附属中学校の生徒から18点(計46点)のポスターや4コマ漫画などの作品の応募があり、審査の結果、学部学生・大学院生の部として最優秀賞2点、優秀賞5点、附属中学校生の部として最優秀賞1点、優秀賞5点を決定し、平成25年10月14日、風紋祭(鳥取キャンパス大学祭)において表彰式を行いました。


5.
鳥取大学・鳥取銀行連携セミナーを開催(10月30日)
県内企業を対象とした「鳥取大学・鳥取銀行連携セミナー~産学連携・医工連携による地域産業の活性化~」を開催しました。本セミナーは、産と学のマッチング促進を図るとともに、県内産業の活性化に貢献することを目指すもので、平成23年度から実施しています。
 セミナーでは、鳥取県商工労働部 経済産業総室 産業振興室 倉恒 康一 氏により、「鳥取県における『ものづくり事業化応援事業』の取組み」と題して、県内の中小企業が行う技術開発、新製品開発等の支援を行うための補助事業の説明がありました。その後、本学の産学・地域連携推進機構 清水克彦准教授が「鳥取大学における産学連携推進の取組み」として、また、大学院工学研究科 櫛田 大輔助教が「医療・福祉分野におけるICTの活用」として講演しました。最後に、ファミリーイナダ株式会社  法務特許室 室長 池田 伸也 氏が「産学連携から製品化へ向けて」と題して、大学と連携した製品開発の体験談を紹介し、両者の目的を合致させ、企業が責任と主体性をもって研究の方向性を示すことが重要となる、と講演しました。

 


6 シンポジウム『地域のビジネス支援と図書館の活用』を開催(11月2日)

鳥取大学附属図書館は鳥取県立図書館との共催で、平成25年度地域貢献事業としてシンポジウム『地域のビジネス支援と図書館の活用』を、鳥取県立図書館大研修室で開催しました。

本シンポジウムは、附属図書館と県内の公共図書館を中心とするネットワークが機能することにより、地域の産業振興に貢献する可能性について検証しました。

松永明 中小企業庁事業環境部長による中小企業に関する政策や米国の公共図書館でのビジネス支援の説明や(株)ワイズ・リーディングの中山善晴氏による医療起業の際の図書館活用の紹介に続き、鳥取大学図書館の活用法の報告やパネルディスカッションを行いました。

参加者からは、「大学図書館を利用できるなんて知らなかった」という意見があるなど、図書館の活用方法について理解を深めていただくことができました。

 

 


7
駐日中国大使が乾燥地研究センターを表敬訪問(11月3日)

駐日中国大使が、乾燥地研究センターを表敬訪問されました。

程 永華(チャン ヨォンファ)駐日中国大使並びに同夫人一行は岩美町の日中友好事業参加の後、乾燥地研究センターを視察し恒川センター長らが、乾燥地科学研究について説明しました。


 

 

8. 過疎プロジェクトが法政大学地域政策研究賞を受賞(11月5日)

 第11回法政大学「地域政策研究賞」〈優秀賞〉を、大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 谷本圭志教授が代表を務める「持続的過疎社会形成研究プロジェクト」の研究内容をまとめた著書「過疎地域の戦略―新たな地域社会づくりの仕組みと技術―」が受賞しました。

第11回法政大学「地域政策研究賞」〈優秀賞〉を、大学院工学研究科 社会基盤工学専攻 谷本圭志教授が代表を務める「持続的過疎社会形成研究プロジェクト」の研究内容をまとめた著書「過疎地域の戦略―新たな地域社会づくりの仕組みと技術―」が受賞しました。

本書は、本学と自治体との実践的連携から生まれたもので、地域の現状と将来を診断し、社会実験も踏まえた社会経営の仕組みを提案し、その仕組みを支える技術についてもまとめております。

なお、本賞は、法政大学地域研究センター開設を記念して制定されたもので、地域政策について優れた研究を実施している研究者や自治体が受賞をしています。

 

9.大学院工学研究科太田准教授らが海岸工学論文賞を受賞(11月13日)

11月13日から15日に九州大学で開催された第60回海岸工学講演会において、大学院工学研究科社会基盤工学専攻 社会経営工学講座の太田隆夫 准教授と木村晃 名誉教授が海岸工学論文賞を受賞しました。

論文タイトル:波候の統計学的特性とその応用について

※海岸工学論文賞は、海岸工学論文集に掲載され、かつ海岸工学講演会において講演を行った論文のうち、海岸工学における学術、技術の進歩発展に寄与し、独創性および将来性に富むものと認められるものに授与されます。受賞論文は、英文誌 Coastal Engineering Journal に投稿し、広く世界に成果を還元することが強く推奨されます。

(土木学会海岸工学委員会ウェブサイトより)

 

 10.探検部がラフティング世界大会種目別競技で銅メダルを獲得(11月15日)

11月15~17 日に、ニュージーランドのロトルアで行われたWorld Rafting Championship 2013 in New Zealandに出場し、種目別競技の「スプリント」(短距離レース)及び「H2H」(2チームによる直接対決のレース)で3位(出場チーム数:7チーム)の成績をあげ、銅メダルを獲得しました。

今回日本ジュニアとして出場した探検部のメンバーは「初のメダルを獲得し、大きな喜びを感じるとともに、世界に勝つための技術や知識が足りないと実感しました。この経験を踏まえ、来年の世界大会に向けまた一から頑張って行きたいと思います。」と喜びを語ってくれました。

 

 

 11. 鳥取県知事が公開授業講座「鳥取学~とっとり再発見~」で講義(11月18日)

 平井伸治鳥取県知事を講師にお招きし、公開授業講座「鳥取学~とっとり再発見~」を開催しました。

 本学では、後期全学共通科目・公開授業講座「鳥取学~とっとり再発見~」を10月から開講しており、前回講義では竹内功鳥取市長をお招きしています。

平井知事は、「未来を拓くとっとりチャレンジ」と題した講義の中で、鳥取県経済の再生成長戦略についてや国内外のヒトやモノの交流のことから地域の町おこしまで、多岐に渡る内容を時にユーモアを交えながら説明されました。

また、手話を言語として普及させることを目的に今年鳥取県で制定された全国初となる「手話言語条例」については、話の一部に手話を取り入れながら、多くの県民が手話を通じてコミュニケーションを図り、互いに助け合い、幸せに暮らせる鳥取県をつくりたいとこれから目指す鳥取県の姿を語られました。

 

 

12. 「全国大学の地域貢献度ランキング」で総合11位(西日本の国立大学では1位)にランクイン(11月18日)

 

日本経済新聞社から発売された「日経グローカル232号(11月18日発行)」の特集「全国大学の地域貢献度ランキング」で、本学は総合11位にランクイン(西日本の国立大学では1位)しました。

このランキングは、同社が全国737の国公私立大学を対象に、大学が人材や研究成果をどれだけ地域振興に役立てているかを探る「地域貢献度」の調査をランキングにしたものです。

本学は、分野別のランキングにおいても「組織・制度」分野で6位、「ボランティア・防災」分野で16位、「企業・行政」分野で12位にランクインしています。(526大学中)

 

 13.鳥取大学で「学長主催による留学生を囲む集い」を開催(11月26日)

鳥取大学で「学長主催による留学生を囲む集い」を開催し、約130名の教職員、留学生、日本人学生が参加した。

この集いは、公募により集まった日本人学生および留学生の実行委員が、参加者に楽しんで交流してもらうためには、どうすれば良いのかを主体的に考え企画・実施した。

豊島良太学長の挨拶の後、留学生の出身国・地域の挨拶紹介、中国人留学生による舞踊、パントマイムの寸劇、鳥取しゃんしゃん傘踊りが披露された。また、様々な国・地域から来ている留学生そして教職員、日本人学生がこれからも協力し合いながら希望ある未来を創造していけるようにとの願いを込めて「We are the world」を参加者全員で合唱した。

最後に、実行委員代表の留学生から、教職員や日本人学生に対して感謝の気持ちが述べられ、和やかな雰囲気の中で閉会した。

 


  

14. 地域学部が地域学研究会第4回大会を開催(11月30日)
 地域学部で地域学研究会第4回大会「地域課題と知のクロス~地域再生のための教育・研究の拠点形成」を開催し、学部教員や学生の他、地域連携研究員、行政や企業、NPO、その他各種団体等で課題解決に取り組む方々約170名が参加しました。 本学では文部科学省特別経費事業として、地域学部を中心に「地域再生再生プロジェクト」を実施しており、この度は同プロジェクトの土台となりうるネットワークづくりを推し進めるとともに、大学の果たす役割、地域再生のための教育・研究の拠点としての大学の可能性について議論を深めるために開催しました。

今大会では、基調講演や分野ごとに専門的に研究・討議を行う分科会やポスターセッションが行われ、地域学部教員や地域連携研究員がすすめている研究事例や社会実践について紹介し、自治体職員や地域の課題解決に取り組む人々と共に、地域学の新たな知の創造と地域実践の可能性について討論が行われました。

 

15. 平成25年度メキシコ海外実践教育プログラム第1回・第2回学内報告会を実施(12月17日、19日)

 

平成25年度メキシコ海外実践教育プログラムの帰国後学内報告会を12月17日(火)と同月19日(木)に行い、参加学生13名がメキシコでの実践教育内容を英語で発表しました。

会場には、教職員のほか海外留学に興味のある各学部の1~2年生も参加し、学生は緊張しながらも3カ月の研修成果を堂々と披露しました。また前年度プログラム参加者も会場に駆けつけ、新旧の参加学生が英語で質疑応答するなど活気のある報告会となりました。


 

16. JICA国際緊急援助隊医療チームに本学職員を派遣(12月20日)

 

平成25年12月20日(金)、フィリピン共和国の台風被害に対するJICA国際緊急援助隊医療チームの一員として、本学職員2名が活動したことについての記者発表を行いました。記者発表では、現地の被災状況、テント内が38℃を越える過酷な状況の中での診療活動を今後の診療現場に生かしたいといった報告がありました。また、帰国前には被災された方による感謝の横断幕が掲げられ、とても感動したとの説明がありました。

 

 

17. 「地域イノベーション戦略支援プログラム」キックオフセミナーを開催 (12月17日)

 

とっとりバイオイノベーション推進協議会主催によるキックオフセミナー「鳥取大学発染色体工学技術を用いた創薬支援等新産業クラスターの創出」を開催しました。このセミナーは、鳥取大学が文部科学省による公募事業「地域イノベーション戦略支援プログラム」に採択され、産学金官共同でこれまで研究成果をあげている染色体工学技術をグローバル化し、創薬支援等新産業創出を目指すこととなったことから、製薬会社や研究機関等の関係者に事業内容を広く知ってもらうため開催したもので、約100人の参加がありました。

木村文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課長を始めとした関係者による挨拶が行われたのち、本事業の研究代表者である押村鳥取大学染色体工学研究センター長による講演などを行いました。また特別講演として桜田(株)ソニーコンピューターサイエンス研究所シニアリサーチャー上席研究員から「再生医療の先にある医療」、宮田日経BP社特命編集委員より「バイオベンチャーの創成と地域の活性化」と題した講演があり、講演後は多くの質問が寄せられるなど、活発な議論が行われました。

鳥取大学学友会事務局

住所 鳥取市湖山町南4丁目101番地 広報センター内
電話・FAX 0857-31-5750
Eメール toridai-kouhou@ml.adm.tottori-u.ac.jp