鳥取大学の最近の動き

平成26年3月~5月

2014年06月13日

1.
農学部学生が学生観光PRアワードで入賞しました (3月4日)

農学部4年 淺沼貴仁さんが、第2回都道府県対抗学生観光PRアワードで入賞しました。

審査では、全国の大学生による投稿作品の中から第一次審査で上位10名が選ばれ、2月22日の最終審査会でのプレゼンテーションに臨みました。プレゼンテーションの構成要素は地元の観光PR、地元のドライブコースの提案、地元のお土産物のアイディアプランの3つでした。

淺沼さんは「思い出にのこる、鳥取の食と温泉の満喫ドライブ」と「とっとり砂丘 長いもコロッケ」を提案し、鳥取をPRしました。

 

 

2. 鳥取大学学生表彰式を挙行しました  (3月25日)
 
鳥取大学学生表彰式を挙行し、第35回応用物理学会で講演奨励賞を受賞した大学院工学研究科博士前期課程1年の井上亮一さんを、研究活動において全国規模の学会で高い評価を受け、本学の名誉を高めたとして表彰しました。

  応用物理学会は、日本で最大の応用物理・材料・デバイス分野の学会です。講演奨励賞は、3,000件を越える発表の中から厳しい選考のもとで選ばれる賞で、博士前期課程の大学院生の受賞は極めて稀であり、特に今回受賞した井上さんは最年少での受賞でした。


 

 

 

 3. パレスチナ国立農業研究センター所長と国立ナジャハ大学農学部長が学長を表敬訪問 (3月17日)

 パレスチナ国立農業研究センター所長のモハメド博士と国立ナジャハ大学農学部長のスレイマン博士が豊島学長を表敬訪問しました。

豊島学長より歓迎の挨拶があり、「パレスチナの農業発展のために本学が有する乾燥地研究センター及び農学部の乾燥地農業研究の人的資源や施設を遠慮なく活用して頂きたい」と述べ、スレイマン博士からは、乾燥地研究センターおよび農学部の協力と今回の訪問への歓迎に感謝の意が表明されました。

学術交流協定について意見が交わされ、モハメド博士が「これまでの鳥取大学における乾燥地研究の経験を活かし、パレスチナ農業の発展に協力してほしい」との期待を述べられました。

 


 

 

 

4. 大山町との連携協定調印式を行いました (3月26日)

「大山町保健福祉センターなわ」で鳥取大学と大山町の連携協定調印式を行いました。 この協定は、本学の教育・研究・地域貢献と大山町の安全・安心で活力のある地域づくりの推進等について相互に連携・協力を図ることを目的に締結しました。

森田大山町長は、「防災・減災対策をはじめとする大山町の課題を鳥取大学の知を活用させてもらい解決していきたい」と述べ、豐島学長は「大山町と本学がお互いに大学を活用する地域、地域を活用する大学となり、今後のさらなる連携を図りたい」と述べました。

調印式後には、工学部附属地域安全工学センターの松原雄平センター長が「防災・減災対策を中心とした大山町と鳥取大学の連携」と題し記念講演を行いました。

 5. 鳥取大学COC事業推進室の開所式を行いました (4月1日)
本学は文部科学省の平成25年度地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)に、全国319大学の申請の中から採択された52大学の一大学として、5年間の事業を始めているところです。本学産学・地域連携推進機構でCOC事業推進室の開所式を行い、学長を始め約50名の関係者が集まりました。開所のあいさつで豊島学長は「地のキーパーソンとなる様な人物の育成につなげてほしい。」と期待を述べました。

今後、本学のCOC事業は「大学を活用する地域」、「地域を活用する大学」をキーワードに、地域に信頼される地の拠点となることを目指して事業を推進していきます。


 

 

 

6. 鳥取大学キャンパスマップ(お散歩コースガイドつき)を発行しました (4月1日)

 鳥取大学にお越しいただいた方々、キャンパス近隣にお住まいの方々などにもっと分かりやすく、そしてもっと身近に大学を感じていただく目的で新たにキャンパスマップを発行しました。

マップには、案内図だけでなくキャンパス各所の見所を巡ることができるお散歩コースも設定しました。冊子は鳥取キャンパス広報センター情報発信室、各学部等にあります。


 

 

 


7. 『鳥取大学学~知の最前線~』で豊島学長が第1回の講義を行いました (4月10日)

 本学の学長、理事、副学長、学部長らが講師となり、さまざまな観点から「鳥取大学」について学ぶ公開授業講座「鳥取大学学~知の最前線~」が4月10日から始まり、多くの学生らが鳥取大学について学びました。

初回講義では、豊島学長が「鳥取大学の目指すもの」と題して、本学の創立時から現在にいたるまで、本学がどのような変遷を辿ってきたかを講義しました。また、大学の役割を「教育」、「研究」、「社会貢献」に分けて説明し、本学が提唱する「人間力」について、他者を思いやる気持ちである「仁」の大切さや正直に生きることの重要性を説明しました。

地域学部の学生から、過疎化や高齢化が進む地域社会において、大学はどのような役割を果たすべきかと質問が挙がった場面では、豊島学長は「今後、日本はますます高齢化が進み人口の減少が続いていきますが、そのような中でも社会的弱者と言われる方々が不自由のないような社会システムを考えていくことが重要です。みなさんにも今後の大学生活の中でぜひ研究してほしい」と激励しました。

 

 8. 大学院医学系研究科2年が日本循環器学会学術集会で留学生若手研究者賞の優秀賞を受賞しました (4月11日)

 大学院医学系研究科2年 ナニ・マハラニさん(再生医療学)が、第78回日本循環器学会学術集会の国際留学生若手研究者賞で優秀賞を受賞しました。

今回の受賞の対象となった研究は、血液中の高濃度の尿酸値が高いと不整脈につながることを突き止め、尿酸値を下げる薬が不整脈治療に活用できる可能性を示したことが認められたことによるものです。この賞は、応募した留学生の中から、書類審査による一次審査と通過した5人による同学術集会での口術発表により選考され、最優秀賞1人、優秀賞4人(マハラニさん含む)が選出されます。

 

 

 9. 環境意識向上サークルe心が鳥取西ロータリークラブから表彰されました (4月11日)

 学生サークルのe心(エココロ)が鳥取西ロータリークラブの社会奉仕賞に選ばれ、4月11日にホテルニューオータニ鳥取で表彰されました。

e心は2006年に設立以来、環境に関するイベントの企画・運営や環境関連イベントに参加するなどの活動をしており、平成25年度は湖山池周辺のゴミ拾い等の活動を実施しました。この度の表彰はこれらの活動が評価されたものです。


 

 

 

10. (オーストラリア)アデレード大学の学生研修『Gateway Japan Study Tour』の開講式を挙行しました (4月17日)
本学では、アデレード大学(オーストラリア)の学生30名による県内での研修プログラム「Gateway Japan Study Tour」を受け入れることとなり、4月15日に本学広報センターで開講式を挙行しました。同プログラムはオーストラリア政府による「新コロンボ計画」の一環で、同計画ではインド太平洋地域での人的交流や大学間の関係強化の取り組みを推進しています。このたび本学で企画された同プログラムは、企画を行ったアデレード大学の米山尚子博士が鳥取市出身であったことなどが縁で、本学が受け入れ先に選ばれました。

開講式で、豊島学長は「鳥取県は田舎ですが、古い歴史や面白いものがあるので、それが何かをしっかりと見て、それらを探ってみてください」と激励しました。また、米山博士は「両大学にとって忘れがたい学びと出会いの場になることを願っています」とお礼を述べました。

 

11. ヨットの寄贈に対して感謝状を贈呈しました (4月23日)

本学に470級ヨットを寄贈されたヨット部OB会会長山本倫史さんに豊島学長から感謝状を贈呈しました。このヨットは、ヨット部が創部50周年を迎えたことを機に、同部の更なる発展のためにとOB会で寄付を募り、寄贈してくださったものです。全長4.7m、2人乗りの競技艇で、オンドゥラツィオーネ(イタリア語で「うねり」の意)と名付けられました。

ヨット部は平成25年度に中四国学生ヨット選手権大会国際470級団体で優勝、全日本ヨット選手権大会出場など、優秀な成績を収めています。主将の速水裕樹君(工学部4年)は、「全日本インカレ入賞という目標達成のため、大切に使います。」と大喜びの様子でした。

 

 

 12. 乾燥地研究センター岡本助教らが植物のストレス応答を制御する化合物の開発に成功しました (5月7日)

 静岡大学の轟教授および博士課程の竹内大学院生と鳥取大学乾燥地研究センターの岡本昌憲助教らは、植物のストレスホルモンとして知られるアブジシン酸(ABA)受容体の立体構造を緻密に解析することで、ABA 受容体の機能を阻害する新奇化合物の創出に成功しました。ABAの作用を打ち消す化合物は世界初であり、これまでにない全く新しいタイプの農薬開発へと展開できる可能性があります。本研究が発展することにより、乾燥などの環境ストレスによる作物生産性低下を緩和できることが期待されます。

本研究は、静岡大学、鳥取大学、東京農業大学および理化学研究所を中心とした国際共同研究グループによる研究成果で、米国科学雑誌「Nature Chemical Biology」に掲載されました。

 

 13. 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立)」に採択されました (5月8日)

 この度、農学部の試験研究計画「EOD技術による特産園芸作物の革新的な生産技術実証」が独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構の「攻めの農林水産業の実現に向けた革新的技術緊急展開事業(産学の英知を結集した革新的な技術体系の確立)」に採択されました。

1.経緯

農学部園芸学分野田村教授は鳥取県園芸試験場との共同研究により、日没時に1時間程度加温し、さらに赤色光を照射する(EOD処理)と植物の生長が著しく良好になることを見出した。農学部ではこの成果を地域農業の発展に寄与するために、鳥取県農林水産部ならびに地元企業と連携して本事業に取り組むこととしたもの。

2.概要

本計画は、EOD処理による生理的メカニズムを解明して環境調節指標を策定し、指標に基づいて効果を高める高昼温度管理と、後夜半の投下エネルギー削減効果を明らかにするとともに、安価で効果の高い試作LED(FR)照明を用いて栽培し、実用性を評価するものです。この他、幅広い園芸品目にEOD処理を行い、低コスト効果と生産物の機能性等の付加価値の向上を評価していきます。

3.構成機関

鳥取大学・鳥取県・フジ電気

4.代表者

田村文男(生物資源環境学科 生物資源科学 教授)

5.期間

平成26年~27年

 

 14. 科学技術振興機構(JST) 平成26年度国際科学技術共同研究推進事業「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)研究課題」に採択されました (5月8日)

 農学部の「乾燥地に適応した魚種・作物種を用いたアクアポニックスによる水の有効利用と持続的食料生産」プログラムが、独立行政法人 科学技術振興機構(JST)の平成26年度国際科学技術共同研究推進事業「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)研究課題」に採択されました。

1.概要

乾燥地域では、水資源が乏しい上に過剰な潅漑や施肥により土壌の塩類化が進行し、同時に地下水の塩分濃度が上昇し作物の生産性が急速に低下している。この負の連鎖は、研究対象国のメキシコでも引き起こされている。本研究では、養殖と農業を結合させるアクアポニックス法を導入することで水資源の量・質の改善と農水産物の安定的な生産を同時に実現するものです。

※アクアポニックス法の手順

(1)塩分を含む地下水を用いてその塩分濃度に適した魚種の養殖を行う。

(2)その排水を利用して、塩分を吸収する特性をもつ作物を栽培することにより水質浄化をはかる。

(3)最後に浄化された水を作物露地栽培に利用する。

2.研究期間

5年間(平成26年~30年)

3.研究代表者

山田 智(生物資源環境学科 国際環境科学 准教授)

4.相手国・相手国研究機関

メキシコ合衆国・メキシコ北西部生物学研究センター


 

 15. 工学研究科 松浦教授の研究がキヤノン財団の大型研究助成に採択されました (5月19日)

 このたび、キヤノン財団研究助成プログラム「産業基盤の創生」に、工学研究科 化学・生物応用工学専攻 松浦和則教授の研究プロジェクト「環境応答性人工ウイルスキャプシドの創製」が採択されました(2年間、1700万円)。キヤノン財団は、「人間社会が将来も発展していく基盤である産業」の礎となる科学技術分野の独創的・先駆的・萌芽的な研究への助成を行っており、特に地域の活性化に貢献する研究を支援しています。今回の公募では全国から399件の応募があり、その中から13件のみの採択となりました(採択率3.3 %)。

【研究概要】

研究グループでは、トマトブッシースタントウイルス(TBSV)の内部骨格形成に関与しているとされる24残基β-Annulusペプチドの自己集合により、30-50 nm程度のペプチドナノカプセル(合成ウイルスキャプシド)を構築することに成功しており、ナノリアクターやナノキャリヤーとしての応用を広く検討しています。

本研究では、上記の合成ウイルスキャプシドに、細胞内における還元性(グルタチオン濃度)およびpHなどの環境に応答する機能を付与したペプチドを設計・合成し、機能評価することを目的としています。

 具体的には、

(1)適切な位置にリンカーを介してジスルフィド結合を有する合成ウイルスキャプシドの設計・合成

(2) 表面もしくは内部にHisタグを導入した合成ウイルスキャプシドの設計・合成を検討し、それらの自己集合挙動、環境応答性、および細胞内に導入した際の挙動について知見を得ます。

これにより、これまでの天然のウイルスベクターにとって代わる新しい遺伝子治療材料としての応用や、人工ワクチンへの応用など、様々な社会的波及効果が期待できます。

 

 16. ファブラボとっとりキックオフシンポジウムを開催しました (5月17、18日)

 「ファブラボとっとりキックオフシンポジウム」が開催され、多数の教育・行政関係者、大学生に加え、多くの一般の方を含む約150名が参加し、盛会に終了しました。

ファブラボは「つくる文化」や「つくる技術」を広めていくことを目標として世界中に拡大しているワークショップです。ファブラボとっとりは、鳥取大学を中心とした高等教育機関、行政機関、商工関係団体など54機関が協同して事業を行っており、ものづくり道場が運営している県内最大級のものづくりネットワークで、3D プリンタ、レーザー加工機、刺しゅうミシン、電動工具など400 点以上完備しており、2名の常駐スタッフのもと、子どもから専門家までの個人がものづくりを楽しむことができます。

シンポジウムでは豊島良太学長が挨拶を行い、ファブラボジャパン発起人の田中浩也 氏(慶應義塾大学准教授)、JST科学コミュニケーションセンター事務局長の長谷川奈治 氏による基調講演が行われました。その他に事業紹介やパネルディスカッションなどが行われ大いに盛り上がりました。

鳥取大学学友会事務局

住所 鳥取市湖山町南4丁目101番地 広報センター内
電話・FAX 0857-31-5750
Eメール toridai-kouhou@ml.adm.tottori-u.ac.jp