鳥取大学の最近の動き

平成27年4月~5月

2015年06月29日

1.新しい工学部が始動 (4月1日)
 工学部がこれまでの8学科から新たな4学科に改組され、4月からスタートを切りました。

我が国の科学技術は高度化・専門化がますます加速し、イノベーション創出のために異分野技術や周辺分野技術の統合化・融合化が進んできました。また、企業では、専門性以外に国際社会への対応力、柔軟で広い視野、論理的な思考力、実行力、探究心を兼ね備えた人材を求めています。

これらの現状を踏まえ、これまで専門分野8学科であった教育体制を、工学部のミッションの重点研究分野に係る教員の教育分野を活用して4つの中括りの教育体制に再編。工学の基礎から周辺専門分野の幅広い知識とスキルを体系的に教育できる4学科へ改組しました。

 



2.フコイダンの制癌剤副作用抑制効果に関する米国特許を取得(4月28日)

  平成27年3月、医学部池口正英教授研究室と水産加工会社の海産物のきむらやのグループは、海藻に含まれるフコイダンに制癌剤副作用を抑える効果があることを立証し、米国で特許を取得しました。

これまで、ヒト培養細胞を用いた基礎研究で、フコイダンが制癌剤により正常細胞が死滅することを防ぐ効果があることが確認されていました。そこで、実際に癌患者に対して、フコイダンが5-フルオロウラシルを含む制癌剤の副作用を抑える効果があるかどうか、臨床試験によって検証を行った結果、フコイダンには、制癌剤治療を行っている大腸癌患者の倦怠感を抑える効果があることが確認されました。なお、本研究内容は特許出願後、学術誌Oncology Lettersに投稿、掲載されました。

 医学部附属病院では、5月8日に「在宅医療推進のための看護師育成プログラム」の開講式を開催しました。 このプログラムは、在宅医療や訪問看護の必要性が高まる中で不足する人材を確保するため、鳥取県地域医療介護総合確保基金事業の採択を受け、取り組んでいるものです。 式では、はじめに山本副病院長が「地域の人が安心して在宅医療が受けられるように訪問看護に必要な知識と力を身につけてほしい」と受講生を激励しました。続いて、本院キャリアアップセンターの廣岡センター長の挨拶、来賓の方々からの祝辞、記念撮影の後、各コースに分かれてオリエンテーションを行いました。 本プログラムでは、受講生それぞれの経験に応じた3つのコースにより、在宅医療に必要な能力・技術を働きながら無料で学ぶことができ、地域と患者・家族に貢献できる人材が数多く育つことが期待されます。
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3.在宅医療推進のための看護師養成プログラム開講式を開催(5月8日)

医学部附属病院では、5月8日に「在宅医療推進のための看護師育成プログラム」の開講式を開催しました。

このプログラムは、在宅医療や訪問看護の必要性が高まる中で不足する人材を確保するため、鳥取県地域医療介護総合確保基金事業の採択を受け、取り組んでいるものです。
 式では、はじめに山本副病院長が「地域の人が安心して在宅医療が受けられるように訪問看護に必要な知識と力を身につけてほしい」と受講生を激励しました。続いて、本院キャリアアップセンターの廣岡センター長の挨拶、来賓の方々からの祝辞、記念撮影の後、各コースに分かれてオリエンテーションを行いました。
 本プログラムでは、受講生それぞれの経験に応じた3つのコースにより、在宅医療に必要な能力・技術を働きながら無料で学ぶことができ、地域と患者・家族に貢献できる人材が数多く育つことが期待されます。




4.スーダン共和国ハルツーム大学学長が豊島学長を表敬訪問 (5月11日)

 5月11日、スーダン共和国ハルツーム大学のスレイマン学長らが、豊島学長を表敬訪問しました。
今回の訪問は、2010年に鳥取大学と締結した学術交流協定を更新するためのものです。
 鳥取大学は、これまでにハルツーム大学からの留学生受け入れや共同研究の実施など、緊密な交流を行ってきました。豊島学長は「この協定は、両大学にとってとても有益です。この協定のおかげで多くの研究者や学生に鳥取大学にお越しいただけたし、著名な研究者やスタッフによる双方向の訪問が行われました。」と感謝の言葉を述べ、協定の更新を行いました。
 協定の更新により、ハルツーム大学農学部及び獣医学部との共同研究の進展が期待されます。また、今後は、本学が本年1月に設置した「国際乾燥地研究教育機構」を通じた共同研究も進められる予定です。



5.農学部の岩﨑崇助教らが薬剤の輸送を助ける新しい細胞膜透過ペプチドを発見 (5月14日)
 農学部生体制御化学分野・岩﨑崇助教と、アスビオファーマ株式会社(代表取締役:南竹義春)の探索技術ファカルティ・岡田浩幸博士らの研究グループは、ヒスチジンが連続した単純なペプチドである『ポリヒスチジン』に高い細胞膜透過能が存在し、生体内で腫瘍組織(線維肉腫)に集積することを発見しました。本研究成果は、薬物輸送技術(DDS:ドラッグデリバリーシステム)分野で最も権威のある学術専門誌のひとつであるオンライン科学誌「Journal of Controlled Release」(Elsevier B.V.社)に2015年5月14日に公開されました。
 岩﨑助教と岡田博士らの研究グループは、ヒスチジン(H)のみが16アミノ酸残基連続したポリヒスチジン(平成16年)に高い細胞膜透過能が存在することを発見。ポリヒスチジン(平成16年)は新しい細胞膜透過ペプチドであり、薬物輸送における有力な新素材であることが明らかになりました。 ポリヒスチジン(平成16年)を薬物輸送キャリアーとして利用することで、腫瘍組織に効率的・選択的に薬剤・タンパク質・核酸を輸送する薬物輸送技術(DDS)の開発につながると期待されます。



6.病院トップチームによる全職員対象の研修会を実施(5月20日)
 
医学部附属病院では、5月20日、全職員を対象に、病院長、副病院長のトップチームによるスーパープレゼンテーションを開催。「トップチームの目指す鳥大病院の明日」をテーマに、任期におけるそれぞれの役割や抱負を直接、職員に語りました。

  会場には、医師、看護師、コメディカルスタッフ、事務職員など約300人の職員が集まり、病院の目指す方向性や組織の一員として自覚すべきことを共有しました。本年4月から病院執行部が新体制となったことを受け、院内コミュニケーションの強化を図り、職員の意識向上、組織の活性化などにより、地域の皆様に今後ますます質の高いサービスが提供できるよう取り組みます。



7.鳥取大学と鳥取県教育委員会との意見交換会を開催 (5月21日)
 5月21日、鳥取市内において「鳥取大学と鳥取県教育委員会の意見交換会」を開催しました。今年で12回目となる意見交換会は、「鳥取大学附属小・中学校と鳥取県教育委員会との連携強化について」と「地(知)の拠点大学による地方創成推進事業~地(知)の拠点COCプラス~の説明と高大連携について」をテーマに活発な意見交換が行われました。「鳥取大学附属小・中学校と鳥取県教育委員会との連携強化について」では、教育委員会から県内各学校の取り組みについて説明があり、そのうえで鳥取大学附属学校とどのような協力関係が築けるかについて意見を交わすなど、有意義な意見交換会となりました。5月21日) 5月21日、鳥取市内において「鳥取大学と鳥取県教育委員会の意見交換会」を開催しました。今年で12回目となる意見交換会は、「鳥取大学附属小・中学校と鳥取県教育委員会との連携強化について」と「地(知)の拠点大学による地方創成推進事業~地(知)の拠点COCプラス~の説明と高大連携について」をテーマに活発な意見交換が行われました。「鳥取大学附属小・中学校と鳥取県教育委員会との連携強化について」では、教育委員会から県内各学校の取り組みについて説明があり、そのうえで鳥取大学附属学校とどのような協力関係が築けるかについて意見を交わすなど、有意義な意見交換会となりました。


8.平成27年度名誉教授懇談会を開催しました (5月29日)
 鳥取市内において平成27年度名誉教授懇談会を開催しました。
 懇談会は、名誉教授の先生方に大学の近況を報告するとともに、大学運営についてご意見等を伺う機会として毎年開催しているものです。 今年度は、名誉教授55名にご出席いただき、学長、理事、副学長、学部長等の出席のもとで行われました。豊島学長の挨拶の後、各理事から大学の近況報告があり、名誉教授の先生方は興味深そうに耳を傾けておられました。先生方からは、大学の経営や大学の在り方などについて幅広い意見が寄せられ、非常に有意義な懇談会となりました。
 また、懇談会の後に昼食懇親会も行われ、久しぶりの再会を喜び合い、和やかに旧交を温めました。

 

 




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