鳥取大学の最近の動き

平成27年6月~9月

2015年10月06日

1.「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に3名の学生が合格 (6月30日)

 平成27年度後期(第3期)官民協働海外留学支援制度「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に鳥取大学の学生3名が合格しました。

このプログラムは、文部科学省、独立行政法人日本学生支援機構及び民間企業が協働する留学支援制度で、学生自らが留学計画を立案して応募するのが特徴です。全国から多数の応募があるなか、桝谷淳志さん(工学部3年)、関口和人さん(農学部3年)、松浦実咲さん(同)の3名が、いずれも「自然科学系、複合・融合系人材コース」に応募し、書面審査や面接審査を経て見事に合格を果たしました。

桝谷 淳志さん(工学部社会開発システム工学科 3年)

■留学先 カナダ、インドネシア

■留学期間 平成27年9月~28年8月
■留学計画のタイトル 

カナダにおけるシステム工学の最適化手法学習と発展途上国における開発の現状の把握

関口 和人さん(農学部生物資源環境学科 3年)

■留学先 アメリカ、キューバ

■留学期間 平成28年2月~29年1月

■留学計画のタイトル

日本において環境保全型農業としての有機農業の価値を広め、日本における有機農業の価値転換をおこす。

松浦 実咲さん(農学部生物資源環境学科 3年)

■留学先 オーストラリア

■留学期間 平成27年10月~28年8月
■留学計画のタイトル 

ニューカッスル市ハンター地域におけるブドウ栽培技術の習得、および日本での農業教育国際化推進に向けた実践参加


2.医学部附属病院で「NHKハート展」を開催 (7月19日~8月1日)

 鳥取大学医学部附属病院では、「開かれた鳥大病院」を目指した取り組みの一環として、7月19日から8月1日までの14日間、外来ロビー周辺で「NHKハート展」を開催し、開催期間中10,381人の来場者がありました。

「NHKハート展」は、障がいのある方が綴った詩に託された思いを著名人がアート作品で表現した作品展で、今話題のピース・又吉直樹さんや女優の井上真央さんなどの作品が展示され、ボランティアと鳥大病院職員が一緒になり運営にあたりました。

また、鳥大病院での開催は、国内唯一の病院における開催であり、本展覧会の趣旨は、障がいのある人もない人も、互いに理解し「ともに生きる」ことを目指していることから、あらゆる世代の障がいを持つ方々と常に向き合っている大学病院で開催する意義は大きいと言えます。
来場者からは、「温かい気持ちになることができた。気持ちがやさしくなった。」との感想が、子どもたちから高齢の方まで数多く寄せられ、作品がたくさんの感動を呼ぶ展覧会となりました。


3.学童保育の試験実施 (8月6日~21日)

 男女共同参画推進室が、子育て中の教職員の支援を目的に学童保育の試験実施を行いました。

 鳥取大学イメージキャラクター「とりりん」の名を取って「とりりんサマースクール」と名付けられたこの取組みは、8月6日から土日と夏季一斉休業期間(8月12日~14日)を除く9日間行われ、児童24名が利用しました。「科学実験」、「フィールドサイエンスセンターでとうふ作り」、「乾燥地研究センターの見学ツアー」、「農耕機械にふれてみよう」など、鳥取大学の人材や設備を活用したプログラムが連日行われ、子供たちは活き活きとした表情を見せていました。
 サマースクールの最終日となった8月21日には、細井由彦理事(男女共同参画推進室長)から、児童一人一人に修了証が送られました。利用した職員からは、「科学実験では、低学年の子供にもよくわかるように教えてもらった。意欲ある鳥大生のサポートもあるし、とてもぜいたくな環境。また、実施してほしい。」という声が聞かれました。 男女共同参画推進室では、今回の結果もふまえ、今後もよりよい職場環境作りに取り組んでいくことにしています。 


4.産学・地域連携推進機構の清水准教授らがカイロウドウケツのシリカ形成に関わる新規タンパク質を発見 (8月18日)

 産学・地域連携推進機構・清水克彦准教授らは、Harvard University Wyss Institute for Biologically Inspired EngineeringのJames C. Weaver博士とともに、カイロウドウケツ(深海に生息する固着性生物)の骨格中に新規タンパク質グラシンを発見し、このタンパク質が室温中性の条件下でシリカの形成を促進することを明らかにしました。

   カイロウドウケツの骨格はアモルファスシリカ(シリカガラス)を主成分としています。骨格の中に微量の有機物が含まれており、この有機物がカイロウドウケツの骨格の特性やその環境に優しい作り方の鍵を握っていると考えられており、清水准教授らは、その同定、機能の解明に取り組んできました。

 本研究を発展させることにより、カイロウドウケツが作るような優れた性質を備えたシリカガラスを、一般にガラスを作るのに必要な高温を使わずに、温和な条件のもと人工的に作り出すことが可能になると期待されます。


5.工学研究科 伊福准教授らによる新素材「マリンナノファイバー」初の商品化 (8月28日)

 大学院工学研究科・伊福伸介准教授らはカニ殻からキチンをナノファイバーとして取り出すことに初めて成功しており、そのキチンナノファイバー(商標名:マリンナノファイバー)の様々な優れた機能・効用を明らかにしてきました。
 マリンナノファイバーの商品化の第一弾として、アサヒ研究所(正式名称:アサヒフードアンドヘルスケア株式会社技術開発研究所)との共同研究により、ナノファイバーの保湿効果を活かし、乾燥や外部刺激からお肌をやさしく守る多機能オールインワンミルク『素肌しずく うるおいミルク』を、9月7日より、全国で新発売しました。

なお、本商品に配合している「マリンナノファイバー®」に関する研究開発は鳥取県美容・健康商品創出支援事業等の支援による成果です。
 


 6.工学部学生チームが日本鋼橋模型製作コンペで二連覇 (8月29日)

 8月28日から29日に熊本大学で開催されたJapan Steel Bridge Competition 2015(JSBC:日本鋼橋模型製作コンペ)で鳥取大学の学生チームが2年連続で総合部門優勝の成績を収めました。

JSBCは、学生自身が橋梁の設計、製作と架設を行い、ものつくりの真の楽しさを経験し、設計・製作技術や多くの知識を習得するとともに、人脈形成、問題解決の技量を養うコンペティションです。第6回となる今回の大会は20チーム(18大学・高等専門学校1校)が参加し、架設・構造・美観の3つの部門で競い合いました。

本学チームは工学部土木工学科の学生4名で結成され、4月からコンピューターを使わずに構造計算や橋梁形状の決定、詳細設計や製図を行いました。その後、学内のものづくり工場で橋梁部材の加工・製作をして、本番に向けて架設練習を行うなど、総合優勝を目指し取り組んできました。

大会では見事、架設部門第2位、構造部門優勝を収め、総合部門でも昨年に続き優勝を成し遂げました。


7.鳥取大学と鳥取県福祉保健部との意見交換会を開催 (9月1日)

 鳥取大学と県福祉保健部とは、これまで審議会委員等への就任、調査研究課題における共同研究など様々な連携を図っており、両機関が一層連携を強化していくため、今回初となる意見交換会を開催しました。
 意見交換では、あいサポート団体への登録及びあいサポート運動推進、ドクターヘリの導入検討、鳥取大学への寄附講座、福祉作業所の工賃向上のための大学特許、研究シーズの活用等について活発な話し合いが行われました。また予定していた議題の他に、事業所内学童保育への支援についての意見交換も行われ、本学内でのサマースクールの取組みの事例や、医学部附属病院でワークライフバランスの充実のために事業所として様々に取り組んだ結果、採用試験の志望者が増加した事例などを紹介しました。
 今後も地域のために、県・本学間で一層の連携を図っていくことが再確認された会となりました。 


8.日南町地域づくり大会を開催 (9月5日)

  鳥取大学との連携協定締結10周年並びにまち(むら)づくり協議会設立10周年を迎えたことを記念して、「日南町地域づくり大会」が、日南町総合文化センターさつきホールで開催されました。 
 大会では、明治大学農学部教授・小田切徳美氏による記念講演や各まち(むら)づくり協議会から活動事例の発表が行われたのち、豐島学長や増原町長らをパネリストとして「大学連携と地域づくり」をテーマに、鳥取大学と連携したまちづくりのあり方や学生を受け入れるにあたっての苦労話などのトークセッションを行いました。 
 大会には県内外から約250名の方々が参加され、鳥取大学と日南町がこれまでに取り組んだ10年の連携成果を振り返りました。
   

9.「とっとりイノベーションファシリティネットワークに関する協定書」の調印式を挙行 (9月10日)

 「とっとりイノベーションファシリティネットワークに関する協定書」の調印式を行いました。 
 このネットワークは、県内の教育・研究機関と公設試験場合わせて19施設を結ぶ大規模なもので、事務局を鳥取大学に設置し、企業等に対する技術支援、各施設が保有する研究設備の相互利用や人材の交流及び育成などに取り組みます。これにより、地域資源を活用した研究を幅広く推進し、鳥取県内産業の高度化や鳥取発の技術革新を目指します。式には、協定を結ぶ8機関(鳥取大学、鳥取県、米子工業高等専門学校、公立鳥取環境大学、鳥取短期大学、鳥取看護大学、鳥取県産業術センター、鳥取県建設技術センター)の代表者が出席し、協定書に署名して、がっちりと握手を交わしました。


10.鳥取県男女共同参画推進企業に認定 (9月14日)

 鳥取大学が『鳥取県男女共同参画推進企業』に認定され、9月14日に鳥取大学事務局において認定証交付式が行われました。
 『鳥取県男女共同参画推進企業』とは、県内企業における男女共同参画の普及推進を図るため、仕事と家庭の両立に配慮し、男女ともに働きやすい職場環境づくりを積極的に進める企業を鳥取県が認定する制度です。男女共同参画を積極的に推進する本学では、認定を目指して8月に鳥取県に認定申請書を提出。書類及び実地の審査を経て、このたびの認定となりました。今後も、豊島学長、細井男女共同参画推進室長、澁谷専任教員を中心に、本学における男女共同参画推進事業を更に良いものに進めていきます。

 

 

11.平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に採択

 文部科学省の平成27年度「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に、鳥取大学が申請した「学生と社会の相互交流による人材育成・地元定着促進プログラム」が採択されました。
 鳥取大学の申請事業は平成27年度から平成31年度までの5年間の予定です。

 

(概要)

鳥取県は県内産業のCOC中心を支えた大企業が撤退したことで大きな打撃を受け、大規模な企業に依存するだけでは限界があることを認識した。

そこで、大規模事業や大量生産という「大きさ」を志向するのではなく、起業家精神をもって「小さな」ことから地道にことを始め、ことを起こすことができる人材を育成する。

学生と自治体・企業の間に顔の見える「かかわり」の場を設け、多様な教育場面で学生と社会の接点をつくるとともに、その場に学生のみならず自治体・企業の職員が参加することで相互交流的な学びを進め、学生の県内への就業意欲の醸成と並行して自治体・企業による創造的な生産活動を促し、企業力の向上も目指す。

 鳥取県は人口が最も少なく、県内総生産も小さい都道府県であるが、その特性を踏まえた地元定着ならびに人材育成プログラムを、産業規模が小さく、人口が少ない地域にとっての地方創生のモデルとして確立することを目指す。

 

鳥取大学学友会事務局

住所 鳥取市湖山町南4丁目101番地 広報センター内
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Eメール toridai-kouhou@ml.adm.tottori-u.ac.jp