鳥取大学の最近の動き

平成27年10月~11月

2015年12月03日

1.「救命救急センター」が第1回日総研接遇大賞を受賞 (10月15日)
   日総研グループの一般社団法人「看護&介護ひとづくり協会」が実施する「日総研・接遇大賞」で、医学部附属病院の救命救急センターが大賞を受賞しました。
 この賞は、『笑顔で接遇』の志を現場に根付かせ、さらなる向上を目指した教育研修に継続的に取り組むことを奨励するため、今年新たに設けられた賞です。優れた接遇マナーの向上に取り組み続ける全国12の病院・施設・グループ・個人が大賞に選ばれました。
 受賞理由として注目された取り組みは、以下のとおりです。
・三次救急において「全ての人に神対応」
・救命救急センター看護師の特徴を活かした独自の接遇実技試験、自己目標・自己評価制度を考えて実践し、満足度調査でチェック、改善し続けている。
・スタッフ同士のコミュニケーションが非常にスムーズでわかりやすく、相手に配慮した言葉が交わされている。
・自然な笑顔での挨拶がなされている。

これからも、患者さん、ご家族の気持ちに寄り添い、おもてなしや心遣いの意識を常にもった接遇ができるよう取り組んでまいります。

 


2.国連砂漠化対処条約第12回締約国会議(UNCCD/COP12)に参加しました   (10月23日)

   鳥取大学国際乾燥地研究教育機構および乾燥地研究センターは、10月12日から23日にかけて、トルコ・アンカラにおいて開催された国連砂漠化対処条約第12回締約国会議(UNCCD/COP12)に参加しました。
 国連砂漠化対処条約(UNCCD)は、日本語名称を「深刻な干ばつ又は砂漠化に直面する国(特にアフリカの国)において砂漠化に対処するための国際連合条約」といい、その最高意思決定機関が締約国会議(COP)です。同会議は、1997年にローマで開催された第1回会議後、2年毎を目処に開催されています。12回目となる本年の会議はトルコ・アンカラにて開催され、締約国政府、国際機関、市民社会団体(CSO)等から多数の関係者が参加しました。
 鳥取大学からは恒川 乾燥地研究センター長が政府代表団の一員として会議に参加したほか、関係教職員が現地に赴き、会議と並行して行われた展示イベントにおいて砂漠化対処に関係する本学の研究内容等の紹介を行いました。また、本学の海外連携機関である国際乾燥地農業研究センター(ICARDA)とサイドイベント(ミニシンポジウム)を共催し、両機関の研究者が天水栽培限界地における作物生産技術の開発にかかる研究発表、海外研究者との意見交換を行いました。
 わが国唯一の「乾燥地科学」の研究拠点を有する鳥取大学として、このような大規模な国際的枠組みのイベントに参加することで、政府関係者、海外研究機関等とのネットワークを強化し、国際的プレゼンスを向上させる貴重な契機となりました。

 














3.工学部創立50周年記念式典、記念講演会及び記念祝賀会を開催  (10月24日)

   鳥取大学工学部が昭和40年の創立から50年を迎え、10月24日に創立50周年記念式典、記念講演会及び記念祝賀会を挙行しました。
 式典には、文部科学省をはじめ国会議員、関係自治体、地元産業界、名誉教授、同窓生、教職員約250名が出席し、盛大に執り行われました。河田康志工学部長の式辞、豊島良太学長の挨拶の後、ご来賓の方々より祝辞をいただきました。後藤知伸教授が記念事業を紹介した後、松見吉晴教授が工学部50年の歩みを振り返り、出席者とともに創立50周年を祝いました。
 引き続き行われた記念講演会では、工学部卒業生で、現在、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社取締役・専務執行役員としてご活躍中の太田浩一氏から、『仕事の中で如何に喜びを見つけるか』と題し講演が行われ、出席者が熱心に耳を傾けました。
 講演会終了後には会場をホテルニューオータニ鳥取に移し、記念祝賀会が盛大に開催されました。ご来賓の方々より祝辞をいただいた後、道上正䂓元学長のご発声で乾杯が行われ、出席者が和やかに懇談しました。最後に、湊正彦工学部同窓会長の万歳三唱により祝賀会を締めくくりました。
 この日の式典等を通じて、工学部50年の歩みを再認識するとともに、今後の発展に向け結束を強めるよい機会となりました。

 













 

4.二次被ばく医療施設を使った原子力防災訓練を実施しました  (10月25日)

   10月25日に鳥取・島根両県で、島根原子力発電所の事故を想定した防災訓練が実施されました。
二次被ばく医療機関である医学部附属病院もこれに参加し、関係機関との連携や患者受け入れ等の実動訓練を行いました。患者役の住民の方が自衛隊の車両により搬送され、放射線量の計測や除染、汚染防止の手順などを確認しました。
 今回の訓練を万が一の災害に生かせるよう検証してまいります。












5.工学研究科の井澤浩則助教らが天然素材のみから微細構造表面の構築に成功  (10月26日)

 工学研究科の井澤浩則助教、斎本博之教授の研究グループは、カニ殻由来のキトサン、米ぬかに含まれるフェルラ酸やコーヒーに含まれるカフェ酸、西洋ワサビに含まれるペルオキシダーゼ酵素を用いて、フィルムの浸漬と乾燥だけの簡便なプロセスで微細構造表面を製造する手法の開発に成功しました。本研究成果は、天然の素材と簡便プロセスのみを用いて微細構造表面を製造した世界初の例であり、バイオマス資源を主体とした微細構造表面の製造における基盤技術になると期待されます。
 なお、本研究は、鳥取県環境学術研究等振興事業「カニ殻に含まれるキチン・キトサンを活用したバイオマテリアルの開発」(研究代表者:井澤浩則)の支援を受けて行われました。 

   <参考図> 本研究の概要

 











 6.鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業」に登録されました   (10月26日)

鳥取大学は、豊かで活力ある社会の実現のため、女性の活躍を推進し、人材育成や環境整備に取り組む団体として、「鳥取県輝く女性活躍パワーアップ企業」に登録され、10月26日に県庁において平井伸治鳥取県知事から登録証の交付を受けました。

登録に先立ち、9月14日に「鳥取県男女共同参画推進企業」に認定されるとともに、管理的地位に占める女性の割合30%以上を目指し、人材育成や環境整備を行う方針を明らかにするとともに、その行動計画が評価されました。

交付式では、平井知事から、「女性活躍に向けて更なる取り組みを期待しています。」と挨拶があり、交付を受けた細井由彦理事・副学長が「女性管理職・女性教員並びに理系の女子学生増加に向けて更なる取り組みを展開していきます。」と抱負を述べました。

今後、女性の活躍を推進していくとともに、全ての学生、教職員がそれぞれの個性と能力を十分に発揮し、共同で働きがいのある職場、住みやすい社会へ繋がることが期待されます。

 













7.鳥取大学の発明が平成27年度中国地方発明表彰を受賞しました  (11月5日)

医学部附属病院の陶山淑子助教、藤井香織看護師らは、発明「介護に適した漏れ難い紙おむつ」について、平成27年度中国地方発明表彰「鳥取県発明協会会長賞」を受賞し、11月5日セントコア山口(山口市)において受賞式が行われました。
 本発明は本学医学部附属病院の中山 敏准教授(故人)が中心となり、大王製紙株式会社、株式会社ニシウラと連携し、これまで介護負担となっていた大人用紙おむつの尿漏れ対策について研究した成果であり、当該課題を解決した特許製品は平成26年よりエリエール大人用紙おむつ(アテント「ダブルブロック」タイプ紙おむつ)として商品化に成功しています。

本受賞では、本発明に係る成果に対して、科学技術の向上と産業の振興に対して多くの貢献があったこと、また新規商品開発によるイノベーションの創出が認められました。

 

  











8.学生食堂でハラール推奨メニューの提供が始まりました   (11月9日)

   鳥取大学では、大学の国際化に対応した学内環境の改善と留学生の生活支援を目的として、鳥取キャンパスの学生食堂において、11月9日からハラール推奨メニューの「チキンカレー」の提供を開始しました。
 本学にはムスリム(イスラム教徒)の留学生が在籍していますが、宗教上の理由から他の学生と同じ食事が取れません。こうした学生の生活を一層支援し、学生食堂での食事を楽しんでもらいたい、という思いから、鳥取大学生活協同組合にご協力いただき、今般のメニュー提供となりました。
 ハラールは、イスラム法で合法なものを意味します。カレーには、ハラール認証の鶏肉を使用し、豚肉やアルコール類を使用しない、また、鍋や包丁などの調理器具も一般の調理とは別にするなどし、さまざまな課題をクリアしました。
 当日は、10人のムスリムの留学生が学生食堂を訪れ、チキンカレーを堪能しました。留学生らは「安心して食べられて嬉しい」、「とても美味しいです」と笑顔で感想を述べました。
 提供メニューは1品でスタートしますが、留学生の意見を聞きながらこれに続くメニューも早急に用意し、さらなる留学生の生活支援に取り組んでいきます。
【提供メニュー】チキンカレー(ハラール推奨) 324円(消費税込・Mサイズ) 

【提供場所】鳥取大学 大学会館1階第2食堂













9.TIFNetキックオフシンポジウムを開催  (11月17日)

 とっとりイノベーションファシリティネットワーク(TIFNet)が、発足後初めての事業として、キックオフシンポジウムを開催しました。
 TIFNetは、鳥取大学をはじめとする県内の教育・研究機関など8機関が協定を結んで本年9月に発足しました。各機関が保有する研究設備の相互利用や人材交流・育成などに取り組み、鳥取県内産業の高度化や鳥取発のイノベーション創出を目指します。
 シンポジウムは、TIFNetの今後の事業の展望を考える機会として開催したものです。基調講演では、新潟大学産学地域連携推進機構の嶽岡特命教授から、「越後の技術が世界の空を翔ける日を夢見て -新潟大学の産学連携活動の公設試の役割‐」と題して、新潟大学と公設試を中心に官民一体で航空機産業に参入し、独自設計で小型無人飛行機を開発した先進的な取り組みを、苦労話を交えてわかりやすくご紹介頂きました。
 つづいて行われたパネルディスカッションでは、嶽岡教授、民間企業、ネットワーク参画機関の方々がパネリストとして登壇し、地域発のイノベーションをいかに創出するかなどについて、それぞれの立場から熱く意見を交わしました。
 シンポジウムには、ネットワーク参画機関の関係者、企業などから134名の方が参加し、熱心に耳を傾けました。基調講演やパネルディスカッションで頂いた幅広いご意見は、今後のTIFNetの取り組みに活かしていく予定です。 

 

 

 

 

 







 10.OB 講演会を開催しました   (11月17日)

 鳥取大学学友会主催により、OB講演会を開催しました。これは、各界で活躍している本学卒業生の方を講師に招き、学生のキャリアアップ、教職員の意識改革等を目的に、毎年開催しているものです。
 本年は、農学部のOBで、現在、兵庫県養父市の市長として活躍されている 広瀬 栄氏を講師にお迎えし、「養父市の反乱~地方から国を変える~」と題し講演会を開催しました。

 朝倉学友会副会長の挨拶の後、広瀬養父市長から、国家戦略特区第1弾の指定を受けるなど様々な改革事業に取り組む中で、弊害を乗り越える情熱、考え方など、経験談を交え熱く語っていただきました。また、学生には、養父市の先人、池田草庵先生の「志期高遠功貴切近(志は大きく高く持ち、それを成し遂げるためには、身近なことをこつこつとやってくことが大切である)」の言葉を紹介し、「初心を忘れず、挑戦する気持ちと行動力を持つこと」と、後輩に向けエールを送られました。
 会場の農学部大講義室には、定員を上回る250名の学生・教職員が集まり、参加者は熱心に耳を傾け、とても有意義な講演会となりました。

 


11.鳥取県「地域協働型インターンシップ」推進フォーラムを開催 (11月23日)

 

鳥取大学を会場として、鳥取県インターンシップ推進協議会主催による鳥取県「地域協働型インターンシップ」推進フォーラムを開催しました。

鳥取大学を始めとする県内の高等教育機関、産業界、自治体では、若者を未来の鳥取を担う人材として育成し、地元定着を図ることを目的に、今年度、同協議会を設立し、産官学が一丸となって共通プログラム「地域協働型インターンシップ」を実施しています。
   フォーラムは、今年の夏に実施したインターンシップの成果報告を兼ねて開催したもので、企業、学生、学校関係者等、約90名が参加しました。

 フォーラムでは、今年の夏のインターンシップ受入企業、参加学生から発表が行われ、今後、受入れを検討している企業や参加を予定している学生にとっても参考となる有意義な活動報告となりました。

最後に行われたパネルディスカッションでは、今夏のインターンシップの成果と課題を振り返りつつ、「地域協働型インターンシップ」の発展を目指して、企業、学生、学校関係者がそれぞれの立場で提案を行うなど、客席の参加者を交えて活発な意見交換が行われました。

 出席者からは、「インターンシップが企業と学生をつなぐ重要な手段であるということが理解できた」、「企業、学生双方にとって明確な目的設定としっかりとした事前準備が必要であることがよく分かった」といった声が聞かれ、より効果的なインターンシップの実施に向けて認識を深めることができる機会となりました。 

鳥取大学学友会事務局

住所 鳥取市湖山町南4丁目101番地 広報センター内
電話・FAX 0857-31-5750
Eメール toridai-kouhou@ml.adm.tottori-u.ac.jp