鳥取大学の最近の動き

平成28年6月~8月

2016年10月21日
1. 平成28年熊本地震の調査報告会を開催(6月23日)

 6月23日、工学部附属地域安全工学センターが、平成28年熊本地震の調査報告会を開催しました。報告会は、今年4月に発生した熊本地震の現地の状況を共有し、被災原因の究明、鳥取県における今後の地震防災対策に資するため開催したもので、現地の支援及び調査に赴いた技術者、研究者合わせて4名がその結果を報告しました。

 鳥取県住まいまちづくり課の山下哲也課長補佐は、益城町で建物の応急危険度判定に取り組んだ結果、「危険」、「要注意」の判定が多くを占め、被害が甚大であったことを報告しました。また、鳥取大学の向坊恭介助教は、複数の地域で建物全数の被害を調査。建築年代が古い建物が多く、また、古い建物ほど被害が大きかったことなどを示しました。

 公立鳥取環境大学の中橋文夫教授は、庭木や街路樹が建物の倒壊を防いだ事例を紹介し、樹木が減災に役立つことを報告しました。また、鳥取大学の香川敬生教授は、断層直上及び被害集中域に地震計を設置し、微動・余震観測を実施した結果を報告。断層の直上で被害が小さいことや同じ益城町でも被害の程度が大きく異なることから、今後、さらに高密度な観測を行う計画を説明しました。

 報告会には学生、教職員、民間企業の方など約70名が参加。4名の報告に熱心に聞き入り、発表後の総合討論でも活発な質疑応答が行われました。
熊本地震調査報告会

2. 日本文化を知る・学ぶ!平成28年度外国人短期留学プログラムがスタート(6月27日~7月22日)

 6月27日に鳥取大学国際交流センターが主催する外国人短期留学プログラム「グローバル化社会における多文化共生のための協働力育成プログラム」がスタートしました。

 国際交流センターでは、大学の国際交流事業の一環として、本学の学術交流協定校等で日本語を学ぶ学生を対象として、日本語・日本文化及び多文化理解のための短期研修プログラムを平成15年度から実施しています。

 今年度は平成28年6月27日から7月22日までプログラムを実施し、台湾・韓国・インドネシア・オーストラリアから計30名の学生を研修生として受け入れます。

 このプログラムは、本学で研修を受けるだけではなく、鳥取短期大学、公立鳥取環境大学での研修、また地域の小学校・子ども園での交流等も企画されています。

また、公民館での地域住民の方々との交流や、地域のご家庭でのホームステイも予定されており、研修生が日本語によるコミュニケーション能力の向上や日本の文化・社会・市民生活への理解を深めること、および地域や学生との交流をとおして、多文化の人々と共に協働する力を身につけます。

プログラム説明会の様子歓迎会での中島国際交流センター長事務取扱挨拶

3. 鳥取キャンパス内に期日前投票所を設置(6月30日)

 6月30日、鳥取キャンパス(鳥取市)に第24回参議院議員通常選挙の期日前投票所が設置されました。

今回から選挙権年齢が「18歳以上」に引き下げられたことに伴い、若者の選挙への関心を深め、政治参加意識の向上を図るため、鳥取市選挙管理委員会から要請を受けて設置したもので、鳥取大学では初めてのことです。

 期日前投票所は鳥取キャンパス正門近くの広報センターに設けられ、本学の学生、教職員のほか、地域住民の方々が次々に足を運んで投票しました。また、同市選挙管理委員会では、若者の選挙への関心を高めるため、投票立会人を学生に体験してもらう試みも実施。地域学部地域政策学科3年の有志の学生2名が投票立会人を務めました。
広報センター内に設置された期日前投票所期日前投票所内の様子

4. 「鳥取大学と鳥取労働局の連携に関する協定」を締結(7月5日)

7月5日、鳥取大学広報センターにおいて「鳥取大学と鳥取労働局の連携に関する協定」の締結式が行われました。
 鳥取大学と鳥取労働局は、これまで各部署においてさまざまな連携を進めてきましたが、キャリア教育や就職支援のさらなる充実、県内企業への就職促進に向けた環境整備等の分野でいっそうの連携強化を進めることで合意に至りました。このため、「両者が相互に緊密な連携を図り協力することにより、学生へのキャリア支援の充実、地域の雇用対策の推進等を図り、もって、誰もが働きやすい地域社会づくりに寄与すること」を目的とした協定を締結しました。
 締結後の挨拶で、豊島良太学長は「この協定により、地域に求められる人材の育成はもちろん、地域企業の雇用環境を整えていただくことで、学生にとって魅力ある就職先の創出に期待したい。」と述べ、内田敏之鳥取労働局長は「連携を密にして、それぞれの強みを生かしていきたい。」と今後の連携強化に期待を寄せられました。なお、大学と都道府県労働局が包括的な連携協定を結ぶのは、全国でも初めての事例です。
 また、当日は、締結式に先立ち、農学部生物資源環境学科1年生クラス(約200名)の授業で、内田鳥取労働局長による講義「男女ともにいきいきと働く~これから働くみなさんへ~」が行われました。今後、前期・後期合わせて約1,200名の学生を対象に、鳥取労働局による授業が行われる予定です。
握手する内田鳥取労働局長(左)と豊島学長(右)内田鳥取労働局長の講義を学生が熱心に聴講


5. アラムコ・アジア・ジャパン株式会社と研究支援に関する合意書を締結(7月22日)

  7月22日、サウジアラビア国営石油会社サウジアラムコの日本法人であるアラムコ・アジア・ジャパン株式会社から、この度、鳥取大学乾燥地研究センターに対し研究支援が行われることになり、同社代表取締役社長と鳥取大学長との間で合意書の調印式が行われました。

 サウジアラムコは、原油及び天然ガス液の輸出量は世界屈指の石油会社であるとともに、サウジアラビア国内のみならず、拠点をもつ各国において、CSR(corporate social responsibility:企業の社会的責任)活動を積極的に展開されています。今回、このCSR活動の一環として、乾燥地研究センターが取り組んできた乾燥地における干ばつによる農作物の不作、水・食糧不足、貧困といった乾燥地問題への実績が認められ、今後の更なる研究の発展を目的に研究支援が行われることになりました。

 また、合意書の調印をきっかけとして、沙漠国であるサウジアラムコの環境保全部門と共同研究の検討をはじめ、研究者間ネットワークの確立と協働体制の充実を目指しています。
調印式の様子(豊島学長(左)アルクネイニ社長(右))記念写真 


6. 鳥取大学と鳥取県との連絡協議会を開催(8月1日)

  8月1日、鳥取市内において「鳥取大学と鳥取県との連絡協議会」を開催しました。
 大学からは豊島学長ほか各理事、副学長、学部長等が、県からは平井知事ほか各部局長等、合わせて25名が出席しました。
 18回目の開催となる今回は、「若者の鳥取県への定着対策」を主テーマに意見交換が行われました。大学からは、「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」の実施や平成29年度に予定されている学部・大学院の改組計画について概要を説明し、県内高校からの入学者増加のための対策を県に要望しました。また、大学生を対象としたインターンシップについては、実際に就職に結びつくよう配慮を求めました。県からはUターンを希望する鳥大卒業生に対しての情報提供や、農業人材の育成に向けた「とっとり版CAPカリキュラム(仮称)」の検討について協力依頼がありました。
 さらに、メタンハイドレート科学講座の大学院での位置づけや受講生確保などについても議論するとともに、若者の県内進学、県内就職を促進するため、両者が協力して取り組むことを確認しました。

連絡協議会の様子   


7. ロシア(ウラジオストク)極東連邦大学の医師、看護師、学生が来学(8月1~5日)

鳥取大学とロシア・ウラジオストクの極東連邦大学との大学間協定に基づき、平成28年8月1日~5日、ロシアの医師と看護師が手術支援ロボット(ダヴィンチ)の操作等の研修を行いました。

鳥取大学医学部は、昨年7月に極東連邦大学と、教職員、研究者、学生の交流等を目的とした協定を締結しました。この協定により、極東連邦大学東洋学研究科日本語学講座2年生のパブロワ・ユリアさんが7月15日から医療通訳を学ぶために来学。また、極東連邦大学医療センターの医師(胸部外科)シェーピチェヴ・エヴゲーニさんが8月1日から、さらに、同センター看護師(手術部)ブルガーコワ・エレーナさんが8月3日から手術支援ロボット操作等の研修のために来学し、鳥取大学医学部胸部外科学分野の中村廣繁教授らの指導を受けました。

また、8月5日には、鳥取大学医学部外国人教職員・留学生による国際交流会を開催し、さらに交流を深めました。
ダヴィンチシミュレータートレーニング(手術室)シミュレーションセンター
国際交流会


8. 「出前おもしろ実験室」10周年記念イベントを開催(8月18~19日)

   鳥取大学技術部は、8月18日・19日に鳥取大学広報センターにおいて「出前おもしろ実験室」プロジェクト 10周年記念イベントを開催し、親子連れなど約250人の参加がありました。

 「出前おもしろ実験室」は、多くの子どもたちに科学の楽しさを伝えることを目的とした科学実験教室として出張形式で行っていましたが、本プロジェクトが10周年を迎えたことから、初めて学内でイベントを開催しました。近年は、鳥取大学の学生を隊員として参画させることで、実験室での指導及び実験テーマ開発などの活動を通して人間力を養成しています。

 イベントでは15種類の科学実験ブースが設けられ、技術職員や学生による「実験隊」の指導のもと、参加した子どもたちは熱心に実験に取り組みました。なかには何度も同じ実験に挑戦する子どもや、夏休みの自由研究に役立てたいと写真を撮る家族もありました。また、1日2回の実験ショーでは、普段体験することができない液体窒素や薬品を使用した実験などに歓声や驚きの声が上がり、大いに盛り上がりました。
出前おもしろ実験室の様子

 

鳥取大学学友会事務局

住所 鳥取市湖山町南4丁目101番地 広報センター内
電話・FAX 0857-31-5750
Eメール toridai-kouhou@ml.adm.tottori-u.ac.jp