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2016年度地域学研究会第7回大会を開催しました

2016年12月02日

 地域学研究会第7回大会「地域課題と知のクロス:地域で「息づく」地域学へ向けて」をとりぎん文化会館において平成28年11月26日に開催し、会場一杯の220名を超える参加者にお越しいただきました。
 藤井学部長、法橋理事に続いて鳥取県の岡崎隆司地域振興部長にご挨拶をいただき、続いて改組によって次年度から再出発する「地域学部」の方向性ならびに大会の趣旨説明を行いました。本大会のテーマである≪地域で「息づく」地域学へ向けて≫は、地域の「智」と大学の「知」を重ね合わせ、互いに読み解き、新たな知と実践を生み出そうとするものであり、地域学という学問が大学の壁を越えて、地域の人々によってそれぞれの生活に取り込まれ、課題解決に向かうことをめざしたものです。

 平田オリザ氏による基調講演「文化政策で人口減少を止める」では、「身体的文化資本」という言葉で、子ども達が「本物」の文化(伝統文化も含め)などに触れて育つことによって大きくなってからの多様な「のびしろ」が獲得できること、また、その支えともなる「関心共同体」という関心にそった緩やかなコミュニティ、新たなコミュニケーションの場を地域で構築する必要性などが語られました。

 午後の分科会・総括セッションでは、コミュニティでの生活が維持できるよう、子どもからお年寄りまでの多世代共通の土台の探求やネットワークの構築、また東京への漠然としたあこがれでなく、明確な目的を持って「本物」(伝統を含む文化や食を含むものづくり等)に出会える世界に直接つながることで、地方が東京一極集中から逃れる可能性などの議論が展開されました。また、ポスターセッションでは地域連携研究員の報告や学生の地域活動など、20件の報告がありました。

 なお、地域学研究会大会の内容は、例年原稿化して、次年度の地域学論集(地域学部紀要・鳥取大学研究成果リポジトリでネット公開)の巻頭に報告として掲載されます。

平田オリザ氏による基調講演分科会