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平成28年熊本地震の調査報告会を開催しました

2016年06月27日
 6月23日、工学部附属地域安全工学センターが、平成28年熊本地震の調査報告会を開催しました。

 報告会は、今年4月に発生した熊本地震の現地の状況を共有し、被災原因の究明、鳥取県における今後の地震防災対策に資するため開催したもので、現地の支援及び調査に赴いた技術者、研究者合わせて4名がその結果を報告しました。
 鳥取県住まいまちづくり課の山下哲也課長補佐は、益城町で建物の応急危険度判定に取り組んだ結果、「危険」、「要注意」の判定が多くを占め、被害が甚大であったことを報告しました。また、鳥取大学の向坊恭介助教は、複数の地域で建物全数の被害を調査。建築年代が古い建物が多く、また、古い建物ほど被害が大きかったことなどを示しました。
 公立鳥取環境大学の中橋文夫教授は、庭木や街路樹が建物の倒壊を防いだ事例を紹介し、樹木が減災に役立つことを報告しました。また、鳥取大学の香川敬生教授は、断層直上及び被害集中域に地震計を設置し、微動・余震観測を実施した結果を報告。断層の直上で被害が小さいことや同じ益城町でも被害の程度が大きく異なることから、今後、さらに高密度な観測を行う計画を説明しました。
 報告会には学生、教職員、民間企業の方など約70名が参加。4名の報告に熱心に聞き入り、発表後の総合討論でも活発な質疑応答が行われました。 

発表者1,2

(写真左)鳥取県 山下哲也課長補佐、(右) 鳥取大学 向坊恭介助教
発表者3,4
(写真左)公立鳥取環境大学 中橋文夫教授、(右) 鳥取大学 香川敬生教授
会場の様子
会場の様子