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乾燥地研究センターの研究課題がSATREPS(サトレップス)に採択

2018年06月08日

 乾燥地研究センターの研究課題が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS:サトレップス)」平成30年度研究課題に採択されました。
 SATREPSは、JSTと独立行政法人国際協力機構(JICA)が共同で実施している、地球規模課題解決と将来的な社会実装に向けて日本と開発途上国の研究者が共同で研究を行う研究プログラムで、1課題あたり年間1億円程度の経費が支援されます。
 

研究課題名

『スーダンおよびサブサハラアフリカの乾燥・高温農業生態系において持続的にコムギを生産するための革新的な気候変動耐性技術の開発』

概要

 本研究課題は、スーダン共和国を対象にして、乾燥・高温耐性で、高栄養・高品質なコムギ品種を分子育種技術で迅速に開発し、情報通信技術で効果的に普及させることを目的としています。スーダンを含むサブサハラ地域は、今後最も栄養不足人口が増える中、住民の生活様式の変化によりコムギに対する需要が特に高まっています。しかし、乾燥・高温環境が生産の障害となり、その多くを輸入に頼っているのが現状です。そこで、これまでの研究で開発した乾燥・高温耐性コムギ系統を実験材料とし、耐性の遺伝様式と分子基盤を解明し、気候変動予測に対する成長モデルを作成します。また、不良環境下でも栄養や品質の劣化しない系統を探索し、この系統を利用して実用品種を開発するため選抜マーカーを開発します。これらを可能にするために、分子育種施設とイノベーションプラットフォームを設置し、それを担う人材を養成します。気候変動に適応するコムギ遺伝資源を開発・利用することにより、この地域の食料安全保障を高めます。

 

研究期間

 5年間(平成31年度~平成35年度) ※平成30年度は準備期間です。
 

研究代表者

 辻本壽(乾燥地研究センター農業生産部門 教授)

 

相手国・相手国研究機関

 スーダン共和国・スーダン農業研究機構(Agricultural Research Corporation)

【参考】科学技術振興機構(JST)ホームページ