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ローカル酵母を用いた新商品「和梨のシードル」の完成を報告しました!
1月8日、連合農学研究科の児玉基一朗教授が、株式会社石見麦酒(島根県江津市)と共に和梨を用いたシードルの開発に成功したことを学長に報告しました。
児玉教授は、地域にゆかりのある植物から抽出したローカル酵母を活用して、地域の企業とビールやパンなどの発酵食品の開発に取り組んでいます。
石見麦酒と児玉教授は、2年前から乳酸を生産する珍しいラカンセア酵母を用いてシードルの開発にチャレンジしていましたが、乳酸の生産による酸味のコントロールに課題がありました。今回、ラカンセア酵母に加え、通常のビール製造等に用いられるサッカロマイセス酵母の2種の酵母でそれぞれ醸造したシードルを、最終的にブレンドする新手法によって、酸味、香り共に豊かな和梨のシードルが完成しました。
シードル醸造には、農学部附属フィールドサイエンスセンターで生産した「二十世紀」「秋栄」の2品種の規格外となった梨を用いました。ローカル酵母としては、鳥取市桂見の"二十世紀親木"から採取したサッカロマイセス酵母と本学構内の二十世紀の花から採取したラカンセア酵母を活用しました。
また、鳥取大学限定版ラベルを地域価値創造研究教育機構の堤晴彩助教がデザインし、和梨のシードルは、学内外の様々な技術が集結した商品になりました。
試飲した学長らは、「酸味と甘みのバランスが非常に良く、飲みやすくて美味しい」「シードルに特化した梨の開発などを考えてみるのもいいのでは?」「ラベルのデザインもシードルに合っていて素晴らしい」と、大学内外の新たな連携に期待を寄せていました。
このシードルは、石見麦酒醸造所に併設のビアパブにてタップ(樽に直接サーバーを繋いで注ぐ)で販売されますが、今年の秋にはボトルでの販売も計画されています。
本学は、今後もローカル酵母や学内の様々な技術、成果を用いて地域と連携し、地域活性化に繋がる取り組みにチャレンジしてまいります。
~WANASHI CIDRE ラベルデザインに込めた想い~
本ラベルには、「鳥取」の「鳥」から連想させ、永遠の象徴といわれる孔雀を描いています。また、赤梨である「秋栄」は赤く、青梨である「二十世紀」は黄味がかった緑を、それぞれのラベルに描いた梨に配色しました。
このシードルは、「和梨を使用していること」が最大の特徴です。そのため孔雀の羽を「和」テイストに仕上げていますが、加えて、落ち着いた色味の豊かさを組み合わせることで、シードルから想像される優雅さとさわやかな酸味に由来するエレガントさを表現しています。
WANASHI CIDREを手にした方々への末永い幸運と発展の願いを、ここに込めています。
WANASHI CIDRE ラベルデザイン 堤晴彩