2026年7月1日
1.鳥取大学宇宙シンポジウム「月を目指して」を開催しました(4月1日)
2026年3月27日(金曜日)、鳥取キャンパスの工学部31番講義室を会場にWebとのハイブリット形式で、春山純一氏の特別講演「月を目指して」を開催しました。
現在、政府は「宇宙」を官民投資の促進に向けた「重点投資対象17分野」の一つに選定しています。先日の内閣府宇宙審議会においても、宇宙担当相が日本の宇宙産業を成長産業とする決意を表明するなど、宇宙開発は国家戦略の中核に位置づけられています。
こうした背景のもと、本講演では「月」という共通テーマについて、工学・農学・医学の多角的な視点から研究内容を紹介いただきました。講演後には、工学部の辻田教授(月探査ロボット)や葛山教授(減速技術)、農学部の岡教授(月面農業)、医学部の檜山教授(宇宙医学)より、それぞれの取り組みが発表されました。発表後には、JAXA名誉教授の稲谷芳文氏及び講師の春山氏より貴重なご講評をいただきました。
さらに、今後の展望として、学内の研究力を結集させた新たな宇宙研究拠点「ルナセンター(仮称)」を新設する方針が示されました。



2.【活動報告】学生団体『結梨(ゆいりん)』 梨の葉スイーツ「Galette de Poire」完成お披露目会を開催!(4月8日)
令和8年3月23日(月曜日)、学生団体『結梨(ゆいりん)』が約2年間にわたり企画・開発を続けてきた梨の葉を用いたスイーツ「Galette de Poire(ガレット・ド・ポワール)」の完成お披露目会・試食会が、CDL(コミュニティ・デザイン・ラボ)にて開催されました。
鳥取大学では、学生の地域で活動する主体的な地域貢献に資する取り組みを「Small CoRE Project」として支援しており、「結梨」はその活動団体の1つです。「結梨」のメンバーたちは、果樹の6次産業化に取り組むなかで鳥取名産の梨の栽培面積減少という課題に対面し、未利用資源である梨の葉の活用に着目して新商品の開発を企画、クラウドファンディングによる資金調達や地元企業との協働により、ついに商品化を実現しました。
お披露目会では、開発に携わった学生、地域の企業の皆様が商品に込めた熱い想いを発表しました 。試食した原田学長からは、「梨の香りもして上品な味。鳥取の特産品として推薦できるスイーツだ。」と高い評価をいただきました。
「Galette de Poire」は、4月6日(月曜日)の鳥取市内の洋菓子店「パティスリー・ボンヌノノ」(鳥取市二階町4丁目210)での店頭販売を皮切りに、鳥取大学生協での販売など順次販路を拡大していく予定です。日々のおやつや手土産として、ぜひご活用ください。
「結梨」はこれからも、「学生だからできること」「鳥取だからできること」を大切に、地域資源を活かした新たな価値創出への挑戦に意欲を燃やしています。
学内では、地域の方々と協働した活動に参画する学生団体が活躍しています。是非皆様にもこのような学生の活動を見守っていただくとともに、引き続き皆様の温かい応援をよろしくお願いいたします。



3.「教育デザイン本部」の看板除幕式を執り行いました(4月10日)
本学では、教学マネジメントの高度化、グローバルキャンパスの推進、および教育人材養成の更なる充実を図るため、令和8年4月に従来の「教育支援・国際交流推進機構」を発展的に改組し、新たに「教育デザイン本部」を設置しました。
新年度の初日となったこの日、式典では、原田学長による挨拶の後、関係者が見守るなか新組織の看板が披露されました。
学長は挨拶の中で、「新組織名に冠した『デザイン』という言葉には、既存の枠組みに留まることなく、本学自らが未来の学びを能動的に設計していくという強い決意を込めている。特に国際共修の充実を軸とし、多様な個性が交じり合うグローバルな教育環境を強固なものにしていきたい」と、新組織のミッションと展望を述べました。
新たに始動した「教育デザイン本部」は、社会の要請に応え、持続的に発展する教育組織としての機能を強化し、学生一人ひとりの学びの質を保証する推進組織としての役割を担います。
本学は、この新体制のもと、教職員が一丸となって世界に開かれた質の高い教育環境の構築に取り組んでまいります。

4.増子文部科学事務次官が乾燥地研究センター、動物医療センターを視察されました(4月14日)
令和8年4月6日(月曜日)、増子宏文部科学事務次官が鳥取大学を訪れ、乾燥地研究センター等の特色ある研究教育施設を視察されました。今回の視察は、国際的な共同利用・共同研究拠点の活動状況や、地域特性を活かした最先端研究の実情把握を目的としたものです。
一行はまず、農学部附属動物医療センターを視察されました。三木理事、原田センター長、武中医学部附属病院長らの案内で、高度獣医療の現場や教育研究設備を紹介。医学部附属病院の手術研修・術式開発、イノベーション人材育成及び医療機器開発を基礎研究から社会実装まで一気通貫で推進する「ToRSC:トルシー」をモデルとした「獣医版ToRSC」構想など、医学と獣医学の連携を推進する「One Health」の視点に立った意欲的な取組に対し、増子次官からは高い関心が示されました。
続いて、恒川理事、坪センター長らの案内で、共同利用・共同研究拠点である乾燥地研究センターを視察されました。黄砂問題やアフリカの農業課題解決など、本学の知見を世界へ展開している活動実績を紹介。あわせて、乾燥地の気象条件を精密に再現できる大型実験施設「アリドドーム」を案内し、砂漠化対処や乾燥地の持続可能な開発に資する学際的な研究拠点としての本学の役割について、熱心な質疑が行われました。
また、同センター内に鳥取県が設置した、国内外の企業・研究者が月面探査車や宇宙機器などの実証実験に活用できるフィールド「ルナテラス」を訪問されました。鳥取県商工労働部の和田参事や工学部の影山助教・学生と対面し、月面探査を想定した学生によるローバーの走行デモンストレーションを視察。増子次官は学生の説明に熱心に耳を傾け、ルナテラスを活用した産学官連携による独創的な取組に深い関心を寄せられました。



5.令和8年度鳥取大学入学式を挙行しました(4月17日)
4月6日、とりぎん文化会館において令和8年度鳥取大学入学式を挙行しました。今年度は学部生1,159名、大学院生358名の計1,517名が入学を許可されました。(連合農学研究科(13名)については、4月10日に入学式を実施)
式典では、大学を代表して原田 省学長から新入生へ向けて式辞が述べられ、続いて、来賓の鳥取県知事 平井 伸治様から祝辞をいただきました。
その後、新入生を代表して、地域学部の松浦 蒼志(まつうら あおし)さんは、「大学での研究や専門分野の学びを深めるとともに、異なる分野を学ぶ仲間との交流を通して視野を広げ、社会に貢献できる人材となれるよう努めてまいります。」と力強く宣誓しました。
学長式辞全文および入学式の動画については次の通りです。



6.鳥取大学地域連携プラットフォーム地域課題解決プロジェクト活動報告・意見交換会を開催しました(4月28日)
4月20日(月曜日)、ホテルモナーク鳥取において、「鳥取大学地域連携プラットフォーム地域課題解決プロジェクト活動報告・意見交換会」を開催しました。
本会は、昨年度から鳥取大学地域未来共創センターが取り組んできた「空き家対策・移住促進」「公共交通維持・交通要支援者」「地場産業振興・後継者不足」の3分野について、活動状況の報告を行うとともに、令和8年度の活動方針を検討するものです。
当日は、平井伸治鳥取県知事をはじめ、県内市町村の首長の皆様にご参加いただき、各分野に関する現状や課題認識、今後の取組に対する期待について活発な意見交換が行われました。
冒頭、原田学長は、地域未来共創センターの本格稼働を踏まえ、令和8年度を本プロジェクトの正念場と位置づけ、理想論にとどまらず、地域住民が実感できる具体的な成果の創出に取り組む方針を示しました。
また、平井知事からは、大学が地域に対して積極的に資源を開放し、連携を進めている点について高い評価が示されるとともに、産学官金連携による地域戦略の推進に対する期待が述べられました。
市町村長からは、3分野それぞれに対する具体的な要望や期待が寄せられ、実務的かつ活発な議論が交わされました。
本会を通じて、自治体と鳥取大学が一層緊密に連携し、複雑化する地域課題に対して実効性のある解決策を提示していく方向性を共有しました。今後は、現場の声と大学の知見を融合させながら、令和8年度の社会実装に向けた具体的な取組を進めていきます。

7.駐日欧州連合代表部パケ特命全権大使一行が本学を訪問されました(6月3日)
5月28日、駐日欧州連合(EU)代表部のジャン=エリック・パケ特命全権大使をはじめとする4名が本学をご訪問されました。
一行はまず原田学長を表敬訪問され、本学からは景山理事(研究・国際交流担当)、坂口理事(教育・IT担当)、恒川理事(企画調整・評価・浜坂地区担当)、および安延副学長(国際交流推進担当)が同席しました。会談では、今後のEUと本学との研究協力の可能性や連携強化、学生交流の促進について活発な意見交換が行われました。
パケ大使からは、総額約950億ユーロ規模を誇るEUの研究・イノベーション支援フレームワークプログラム「Horizon Europe(ホライゾン・ヨーロッパ)」が紹介され、欧州との研究交流の一層の推進についてご提案をいただきました。これに対し、原田学長は自身の経験を交えながら「学生にはぜひ積極的に海外留学を経験してほしい」と期待を寄せ、恒川理事からも同プログラムへの参画経験が語られるなど、終始和やかな雰囲気の中で会談が進行しました。
表敬訪問の後、一行は工学部を訪れ、最先端のVR(仮想現実)体験や研究紹介を受け、学生たちとも積極的に交流されました。続いて、農学部附属菌類きのこ遺伝資源研究センターを訪れ、多様な菌類資源の広範な研究活用について熱心に視察されました。
本学では、今回のご訪問を契機として、欧州の大学・研究機関とのさらなる連携拡大を目指してまいります。




8.鳥取県と医師育成・確保等に関する基本協定を締結しました(6月11日)
令和8年6月5日(金曜日)、本学鳥取キャンパス「Tottori uniQ」にて締結式を挙行し、平井伸治知事、原田省学長、武中篤病院長らが出席のもと、鳥取県と「鳥取県内の医師育成、確保等に係る連携協力に関する基本協定」を締結しました。
本協定は、県内での医師確保と派遣体制の強化を目的としており、具体的な取り組みとして、本学医学部の特別養成枠や自治医科大学の学生、および義務年限内の医師を対象に、大学と県が一体となって支援する「プラットフォーム(拠りどころ)」を構築していく予定です。
在学中から義務年限終了まで一貫したキャリア支援を行うことで、県内公立病院等への円滑な医師派遣と、将来的な県内定着を目指します。本学は今後も行政や医療機関と密接に連携し、地域医療の維持・発展に全力を尽くしてまいります。




9.在スーダン日本大使館の中原臨時代理大使および 駐日スーダン共和国大使館のハイドゥーブ特命全権大使が、原田学長をオンライン表敬訪問されました(6月11日)
6月3日、在スーダン日本大使館の中原隆伸臨時代理大使、および駐日スーダン共和国大使館のエルライヤフ・モハメド・エルアワド・ハイドゥーブ特命全権大使が、オンラインにて原田学長を表敬訪問しました。
懇談では、原田学長から歓迎の挨拶とともに、乾燥地研究センターを中心とした長年の交流や研究成果を紹介しました。これに対し中原臨時代理大使からは、JICA等と推進してきた地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)への高い評価と、現地の治安回復を願いつつプロジェクトを継続・拡大したいという希望感謝が寄せられました。また、ハイドゥーブ特命全権大使からは、これまでの成功をモデルとし「鳥取大学、日本大使館、スーダン、JICAの4者連携で事業再開と周辺地域への拡大を実現したい」と、今後の新展開への強い期待が示されました。
懇談の終盤には、乾燥地研究センターを舞台に高温耐性コムギの開発に挑む研究者を描いた地元紙の連載小説「麦は枯れない」(新川帆立氏著)の話題を紹介するなど、終始和やかな雰囲気の中で行われました。
その後、乾燥地研究センターとつないで行ったランチミーティングや研究発表の場では、参加した留学生や研究者が自己紹介や取り組んでいる研究内容を報告し、活発な質疑応答が交わされました。
本学では、今回の貴重な意見交換を契機に、スーダンの復興と持続可能な農業発展、さらなる国際共同研究の推進に向けて、関係機関との連携をより一層深めてまいります。


10.ウズベキスタンの情報誌に本学との連携活動が紹介されました!(6月19日)
このたび、ウズベキスタンのサマルカンド国立大学発行の情報誌『MY SAMARKAND』において、本学とサマルカンド国立大学との連携活動が大きく特集されましたのでお知らせいたします。
サマルカンド国立大学は、ウズベキスタンでも有数の総合大学で、本情報誌は、発行以来、ウズベキスタン政府からも高く評価されています。
最新号では日本とウズベキスタンの協力関係が取り上げられています。
その中で、2025年12月に行われたウズベキスタン共和国大統領と文部科学大臣及び原田学長ほか日本の主要大学長との会合の内容や、本学の乾燥地研究における貢献などが紹介されています。
原田学長、恒川理事、明石農学部長も寄稿しています。
本学とサマルカンド国立大学は20年近く協力関係にあり、2023年2月には学術交流協定を締結、2024年6月には同大学内に鳥取大学代表事務所を設置しています。
現在、ウズベキスタン政府支援の下、サマルカンド国立大学内に「砂漠研究センター」を設置する計画が進められており、本学も、乾燥地研究センター・農学部を中心にその設置を強力にサポートしていく予定です。
今後、新センターの設立により、両大学のみならず両国において、乾燥地における持続可能な農業や気候変動対策など、多様な分野でのさらなる研究交流・連携が深まることが期待されます。
(参考)原田学長がウズベキスタン大統領との会合に参加しました(本学HP)
