学術研究院工学系部門 稲葉央准教授が日本化学会進歩賞を受賞
2022.03.24
学術研究院工学系部門の稲葉央准教授が、2021年度日本化学会進歩賞を受賞しました。受賞題目は、「ペプチドを基盤とした動的バイオナノ構造体の創製」です。
この賞は、化学の基礎又は応用に関する優秀な研究業績をあげた満37歳に達していない同学会会員に授与されるものです。稲葉准教授は、ペプチド化学を基盤とし、細胞骨格の一種である微小管内部への分子導入による機能化や、ナノファイバー成長を駆動力とした運動推進システムなど、動的機能を有する新規ナノ構造体の創製を行ってきました。これらの研究は独自性が高く、国内外で高い評価を得ていることから、進歩賞に値するものと認められました。
【参考】日本化学会 2021年度各賞受賞者