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就活体験レポート

和田 隆太郎

持続性社会創生科学研究科
博士前期課程工学専攻(2025年3月修了)

川崎重工株式会社 2025年4月入社

岐阜県立恵那高等学校卒業

初対面の人に自分のことをきちんと伝える

小さい頃から「乗り物」、特に航空機に興味を持っていました。「自分の身体よりもはるかに巨大な鉄の塊がどうして空を飛ぶことができるのか」その想いが航空宇宙工学を学ぶこの学科への進学の決め手となりました。日々の講義では、航空機や宇宙開発の知識に加え、「モノづくり」の面白さも学ぶことができました。大学院に進学後も、研究活動を通して航空宇宙分野に触れる機会が一層多くなり、それが就職先を決定する動機となりました。

私が就職活動で心掛けたのは二点です。一点目は周りの人に頼ることです。エントリーシートや面接では「初対面の人に自分のことをきちんと伝えること」が求められます。キャリアセンターで初めて添削を依頼した文は、内容を知る自分でしか理解できない内容でした。他者の目線から添削してもらうことで、自分を知らない相手にも理解できる伝え方を教えていただきました。私は複数の相談員の方にお世話になり、添削や面接練習を通して客観的にわかりやすい表現を追求しました。キャリアセンターは大学内組織なので、大学の情報に精通し、学生に寄り添った対応をしていただけます。

二点目は現場の生の声を聴くことです。最近はWeb上での説明会やインターンシップが多くなり、現地に行かなくても容易に情報収集ができます。しかし、実際に現場を訪れることで体感する「雰囲気」や「働く人のお話」はネットには掲載されていない自分だけの貴重な情報となりました。オンラインと併用して時間と移動費を節約しつつ、ここぞという職場にはぜひ足を運んでみてください。

就職活動は自分のすべてをアピールする場です。成功体験なんて必要ありません。課外活動や趣味など、熱意をもって意欲的に取り組んだことであれば、それが自分の武器になります。受験生の皆さん、目の前のことに一生懸命向き合って学生生活を送ってください。それが一番大切だと、自信をもって言えます。

衣川 魁斗

工学部社会システム土木系学科(2025年3月卒業)

鳥取県庁 2025年4月入庁

鳥取県立鳥取東高等学校卒業

"新時代"に向かって仲間や周囲の方からのサポートで立ち向かおう!

私は小学生の頃から公務員を一つの選択肢に地元で就職したいと考え、高校生の頃は生まれ育った鳥取への恩返しをすることを決め、公務員を第一志望に将来の進路で実現したいという思いを持っていました。そしてアルバイトを通して鳥取県庁の方とお話をする機会や実際にそのお仕事を間近で見ていたことが鳥取県庁を志す大きなきっかけとなりました。鳥取を盛り上げる、もっと豊かな地域にするといった志を持って熱心に業務に取り組んでおられる姿は私自身が目指している将来像と重なり、色々な業務に携わってみたいと思うようになりました。その経験から、大学生協主催の「公務員試験対策講座行政コース」を大学3年の6月から受講しました。

私は民間企業を一切考えず、公務員のみに希望進路を絞っていたので就活内容は公務員試験に向けた勉強と受験です。公務員講座を受講した大きな理由としては、公務員試験対策の勉強の習慣づけです。大学での講義や試験もあったため、独学での両立は私自身の性格上難しいと判断していました。毎日受講することはできなかったのですが、それでも高校時代の同期と一緒に勉強の習慣づけをすることができたように思います。また、面接練習は公務員講座やキャリアセンター、ハローワークで行いました。自己分析をして要点を簡潔に伝えることを意識した結果、受験での面接でも自己PRとして自分の強みを力強く、伝えきることができました。周囲にいる仲間と励ましあって気持ちに余裕を持たせながら頑張り切れて良かったです。

近年、公務員試験の内容が変わりつつあります。特に時事問題の出題は問題構成を大きく変えました。試験方式も早期枠が設けられ複雑になりました。その様な"新時代"を体感する日々を過ごして、とても不安になるかも知れません。しかし仲間や先生、その他サポートしていただいている方々がいます。自分に打ち勝つために不安な時やつらい時でも仲間がいるという気持ちで乗り越えることが大切です。「どんな時でも自分は一人ではない!」

天野 祐里

地域学部地域学科
地域創造コース(2024年3月卒業)

岡山県庁 2024年4月入庁

岡山県立笠岡高等学校卒業

同じ志望の友人たちと高め合っていきました!

過疎化の進む地域で育ったこともあり、地方創生に関心を持っていたため、地域学を専門的に学ぶことができる鳥取大学に進学しました。2年生の時に公務員の通信講座に申し込み、3年生の夏頃から本格的に勉強に取り組むようになりました。

同じく公務員志望の友人たちと夜中まで大学に残り、一緒に勉強に励み、分からない部分をお互いに解説しあいながら高め合っていきました。学部棟にあるラウンジはいつでも使える部屋だったので、昼前に大学にきて、夜の12時くらいまで勉強に取り組んでいました。一人では逃げたくなる日、行きたくないと思う日もありましたが、一緒に頑張ってくれる人の存在があったことは自分の中で大きな支えでした。様々な教材の問題を解き、正解数を競い合い、着実に分かる問題が増えていることが実感できた時は、楽しさも感じられるようになりました。また試験に向けて、勉強だけではなく、キャリアセンター主催のグループディスカッションの対策にも何度も参加していく中で、本番のイメージを掴むことができました。

試験直前期には、教育実習もあり、体力的にも精神的にもかなり追い込まれました。キャリアセンターのスタッフさんが熱心にサポートしてくださり、実習中でキャリアセンターに通えない時には、メールで書類の添削をしてくださったり、励ましの言葉をかけてくださいました。実習明けで試験までの時間がない中で、面接指導も丁寧にしてくださり、自信をもって本番を迎えることができました。

本番の自己PRでは鳥取大学地域学部だったからこそできた経験をアピールしました。日本各地のフィールドワークに参加し、地域のために奮闘する方々から学んできたことや自分自身も地元である岡山県に貢献できる人材になりたいという想いを伝えることができました。この大学だからこそできる経験が沢山あります。チャンスを無駄にせず、積極的に色んなことに挑戦してみてほしいです。

山本 尭大

工学部社会システム土木系学科(2024年3月卒業)

株式会社ゼンリン 2024年4月入社

淳心学院高等学校卒業[兵庫県]

学内専用就活サイトの活用はお勧めです!

地理に強い関心を持っていたため、工学部社会システム土木系学科へ進学しました。入学当時、興味の対象は都市計画に対してだけでしたが、講義で様々なことを学ぶ中で社会インフラ全体へと広がっていきました。

そこで私は「社会インフラの維持や整備に携わりたい」という軸をもって就職活動をしました。もちろん、一口に社会インフラを担う企業と言っても様々なものがあります。もとより地理が好きだったことに加え、様々な分野のプロジェクトに携わることができる点に魅力を感じ、現在の地図メーカーに進む決意をしました。

私が就職活動を進めるにあたって、取り組んだことが二つあります。一つ目は、「周囲の情報を積極的に仕入れること」です。学科の関係上、友人の多くが公務員や大学院を目指していたので、他の就活生に後れを取らないよう、対面型の合同企業説明会に参加することや、他大学の学生と情報交換をするなど、周囲に敏感になることを心がけていました。二つ目は、「学内専用の就活サイトを活用すること」です。企業とのやり取りでは大手就活サイトを利用しましたが、同時に学内専用のサイトも活用していました。学内専用のサイトではキャリアセンターの相談予約などができますが、特に利用していたのは体験談の機能です。自分の活動記録を共有するだけでなく、他学生の合格体験談が随時公開されるため、自分のやる気も刺激され、就活時のモチベーション維持にもつながりました。

文末になりますが「就活は長期戦」です。ここまで私の頑張ったことについて書きましたが、努力ばかりでも疲れてしまいます。就活のついでにその土地の美味しいものを食べるなど、自分なりの楽しいポイントを見つけて乗り切ることができました。