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国際交流レポート
いつか農業で日本と途上国を
結ぶ人間になりたい。

寺田 晃盛
持続性社会創生科学研究科
国際乾燥地科学専攻(2025年3月修了)
京都府立桂高等学校卒業
留学先・期間
- ウガンダ 2020年2月~3月
- ルワンダ 2024年8月~9月

幼いころから農業や植物に興味を持っていた私は、農業高校から農学部へAO入試で入学しました。高校3年生の時にオンリーワンな人間になりたいと感じ、そのためには農業以外のキーワードを持った人間に成長する必要があると思いました。そこで、アフリカへの結び付きが強い鳥取大学を見つけ、進学を決めました。
進学後、1年次の春休みにウガンダ海外実践教育プログラムに参加し、初めてアフリカ大陸に足を踏み入れました。日本人にはない陽気な人々や今まで触れ合ったことのない文化に毎日驚き、そして日本との"ギャップ"を日々楽しみました。一方で、ボロボロの穴の開いた服や靴を履いた子ども達や1日2ドル以下で生活している人々を目の当たりにして衝撃を受けたり、1年中温暖な気候であるため、一年間に何度も作物を栽培できる環境に強い興味を惹かれ、より農業からこのような地域に住んでいる人々と関わっていきたいと感じるようになりました。
その後、研究室分属では乾燥地研究センターにある植物細胞遺伝学研究室に所属し、サブサハラアフリカ地域の方が食べられるパールミレットという穀物を材料に育種学研究に取り組んでいます。私の研究室のメンバーのほとんどはスーダンやナイジェリアといったアフリカから来た留学生で、日本に居ながら海外留学をしているような雰囲気で過ごしています。

2024年の8月からはトビタテ留学Japanを利用して、東アフリカのルワンダへインターンシップ留学しました。インターン先は日本の高齢化や人口減少が著しい地方で開発された品種をルワンダへ持ち込み、生産、そして製品をヨーロッパに輸出を通して、ルワンダでの産業の創出と日本の地方創生を同時に実現しています。この留学を通して、日本の地方に眠っている高い技術や品種の利活用と国際協力について深く考えさせられ、卒業後の大きな目標を見つけることができました。学生生活最後の夏休みにルワンダへ渡ることを決めたのは、鳥大の国際色の豊かさとそれを応援してくれる環境に背中を押されたからだと思います。是非皆さんも、鳥大からチャレンジして、世界に一つだけのオンリーワンな学生生活を送りませんか?