
このたびの新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大の中で、多くの方が大変な思い、大変な経験をされています。
鳥取大学でも、卒業式、入学式など多くの行事が中止や延期になり、また新学期からの講義は、すべてオンライン授業で行っている状態です。
学生達が今、教育を受ける上で、大変な不利益を被っていることを、教職員一同悔しい思いをし、本当に申し訳なく思っています。
また、鳥取大学には県外出身の学生が多く、親元を離れ、ひとりで生活しておりますが、この新型コロナウイルス感染症拡大により仕送りが滞ったり、また、アルバイトによる収入が減ったりなくなったりしています。
このような状況の中で、経済的な困窮を理由に休学や退学を考えている学生からの声を耳にすると心が痛みます。
そこで、このたび鳥取大学では、経済的に困窮している学生に対して、少しでも助けになればと思い、基金を原資とする独自の経済的支援、「緊急給付型支援金」(ひとり3万円)を支給することとしました。
しかしながら、その原資にも限りがあり、全ての経済的困窮学生に届けることができそうにありません。
彼らを一人でも多く救うため、より一層の暖かいご支援をお願いいたします。
鳥取大学長 中島廣光
基金(修学支援事業基金)のご寄付のお申込み