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簡単に計算できる新型コロナの実効再生産指数を提案

2020年11月25日

これをみれば新型コロナの感染状況が明瞭に把握できる。

簡単に計算可能な「新型コロナの実効再生産指数RW8」を提案。

収束させるにはRW8<1を保ち続けるのが必須!


ポイント

  • 新型コロナ新規感染者の日ごとの実効再生産指数RW8を提案した
  • RW8を用いて国別の新型コロナ感染状況の比較を行った

概要

 小谷岳生工学部教授、工学専攻博士前期課程2年澤田資也、榊原寛史工学部助教は、新型コロナの実効再生産数の指数RW8を考案し、各国での感染状況を解析しました。

※詳細はプレスリリース(PDF 3107KB)をご覧ください。

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上側には報道等で報告される日本全国の新規感染者数Nobsとその週平均(赤線)を示している。下側にRW8とその週平均を示した。収束にはRW8が1を下回っている状況を維持する必要がある。

今後の展開

 現在、小谷研究室では報告人数の週サイクルの解析を行っており、図の赤線のRW8の週平均の操作の正当性を確認中です。この週平均は、週単位でのトレンドをみるには良いのですが、突発的事象を平均操作に混ぜ込んでしまうという難点があります。これを改善するには観測方程式を週サイクルの効果を取り込んだものに修正する必要があります。また、地域別のRW8(i)も重要です。もしも鳥取県においてRW8(i)<1が余裕をもって保たれているのならば、たとえ感染が持ち込まれても感染連鎖は自然消滅するような環境にあるということになりえます。もし、そうでなければかなりの警戒が必要です。このような解析は今後の課題です。

論文タイトルと著者

  • タイトル:Comparison of Daily Reproduction of COVID-19 among Countries by a New Reproduction Index RW8
  • 著者:Takao Kotani, Motonari Sawada, Hirofumi Sakakibara
  • 掲載誌:Journal of the Physical Society of Japan 89, 124803 (2020)