本学と鳥取県立湖陵高校の高大連携授業の成果-ローカル酵母によるオリジナルパン「こりょっぴコルネ」-が完成し、お披露目されました!
2021.12.16
本学は、地域連携の1つとして県内外の高等学校と高大連携による様々な取り組みを推進し、実施しております。鳥取県立湖陵高等学校では、以前から本学農学部の教員、職員らが高校の授業や実習において、授業や技術的な指導に協力しています。今年度は、農学部の児玉基一朗教授が食品システム科の課題研究において、発酵の基礎や児玉教授の研究成果でもある「ローカル酵母」について授業を行い、実際に高校の敷地内で栽培している鳥取県オリジナル品種のイチゴ「とっておき」から酵母を分離し、培養する実習も行いました。この度その成果として、分離した酵母を用いたオリジナルパン「こりょっぴコルネ」の製パンに成功され、12月10日(金)、携わった高校生4名と指導された教員2名が中島学長へ報告に訪れました。
試食した中島学長らは、「パンにイチゴの風味がして美味しい」「パンも美味しいが、中のクリームもとても美味しいですね」と感想を述べられ、「どのくらい試作したのですか」「この酵母を用いて、他の製品は考えておられますか」など、高校生たちと製パンにたどり着くまでの苦労話や裏話に話が盛りあがりました。
この「こりょっぴコルネ」は、翌日11日(土)には地場産プラザ「わったいな」にて試食アンケートも実施され、その反響によっては商品化も考えておられるそうです。
今後も鳥取大学は、県内外の小中学校、高等学校などとの連携を深め、将来を担う人材の育成にも共に力を入れていきます。