NEWS
お知らせ
NEWS
- 教育・学生生活
- 教員養成センター
- 入試
- 一般競争契約情報
- 入札
- お知らせ
- イベント
- プレスリリース
- 本学の新型コロナウイルス感染状況
- 受験生の方へ
- 在学生の方へ
- 卒業生の方へ
- 企業の方へ
- 地域・一般 の方へ
- 学務支援システム
- eポートフォリオ
- 調整会のお知らせ
- 保健管理センター
- 教養教育センター
- 鳥取大学学友会
- 鳥取大学好友会
- 鳥取大学は今
- 附属学校部
令和3年7月~9月
1.学生生活支援物資の受贈式を行いました(7月1日)
このたび「県内大学生の生活支援に貢献する取組み」として、県内JA(JA鳥取いなば様・JA鳥取中央様・JA鳥取西部様)およびJA共済連鳥取様から、鳥取大学の学生へ鳥取県産米「星空舞」(2kg 1,000袋)が寄贈されることとなりました。寄贈にあたり、6月30日(水)、本学広報センターにて目録の受贈式が行われました。
受贈式では、目録贈呈のあと、中島学長から影井様(JA鳥取いなば代表理事組合長ならびにJA共済連鳥取運営委員会会長)へ感謝状が贈られました。中島学長からは、「学生の仕送りやアルバイト収入が減少している中で、学生に対する直接支援となり大変ありがたい。大学としても地域の温かい気持ちを受け止め、教育・研究活動に一層励みたい」とお礼の言葉が述べられました。
2.鳥取キャンパスで新型コロナワクチン職域接種が始まりました(7月20日)
本学における新型コロナワクチンの職域接種(大学拠点接種)は、本日7月20日から8月1日までの11日間を予定に、1回目のワクチン接種を実施します。
初日となる今日は、鳥取キャンパスの広報センターを会場に、学生及び教職員約240人を対象とした接種を行いました。
接種を受けた学生からは、「学内で接種してもらえてありがたい」、「ワクチン接種が進んで、大学に活気が戻ってほしい」などの声が聞かれました。
鳥取キャンパスでは、8月末までに学生約2,900人、教職員等約1,300人が2回のワクチン接種を受ける予定となっているほか、米子キャンパスでも学生及び教職員を対象にワクチン接種を計画しています。
3. 鳥取大学とGCファーマとはGM1ガングリオシドーシスシャペロン療法の開発のための技術導出並びに共同研究契約を締結(8月2日)
鳥取大学は、希少難治性疾患であるGM1ガングリオシドーシス(GM1)の経口投与可能な低分子シャペロン薬剤の開発に向け、7月1日に韓国のバイオ医薬品企業GCファーマとの間で、技術導出と共同研究の契約を締結しました。
GM1は、GLB1遺伝子の変異によって引き起こされる遺伝性のライソゾーム病のひとつで、新生児約10万人に1人発症する神経難病です。現在、有効な治療法はありません。鳥取大学では、研究推進機構(研究基盤センター)の檜垣克美博士が、20年以上にわたってライソゾーム病の中枢神経障害に有効なシャペロン療法の開発に取り組んできました。
このたび締結した契約では、日本医療研究開発機構(AMED) の事業である創薬支援推進事業・創薬総合支援事業(創薬ブースター)の支援を受けて医薬基盤・健康・栄養研究所と共同開発した研究成果について、鳥取大学がGCファーマへ独占的な技術導出を行い共同研究を進めます。そして、この難病に対する経口投与可能な新規低分子シャペロン薬剤の探索を行い、革新的なシャペロン療法の開発を目指します。
【ライソゾーム病】
ライソゾーム病は、ライソゾーム内に存在する水解酵素や補酵素などの遺伝的欠損により、ライソゾーム内に未分解の脂質や糖脂質などが異常に蓄積し、肝臓・脾臓の腫大、骨変形、中枢神経障害など、様々な症状を呈する疾患群であり、現在60種の疾患が含まれる。酵素補充療法がいくつかの疾患に対し行われているが、中枢神経障害には有効性が低く、新規治療法の開発が行われている。
【シャペロン療法】
シャペロンとは、他の蛋白質や蛋白質複合体の適正な折りたたみ(フォールディング)を助けるタンパク質又は化合物のことを総称する。ライソゾーム病に対するシャペロン療法とは、低分子化合物を用いて変異酵素蛋白質の適正なフォールディングを誘導することで変異酵素蛋白質を安定化し、ライソゾーム内の酵素蛋白量を増加させ、酵素活性を復元する治療法である。シャペロン化合物の投与により、細胞内酵素の基質処理能力がある閾値以上になれば、疾患の発症抑制が期待できる。また、低分子化合物はヒト遺伝子組換え酵素製剤と異なり、血液脳関門を通過し、酵素補充療法では治療が不可能であった中枢神経症状の治療の可能性が期待されている。
4. 鳥取県と3つの連携協定を締結しました(8月3日)
令和3年7月20日(火)、鳥取県立図書館大研修室において、鳥取大学と鳥取県で下記3つの連携協定を締結しました。これにより、行政との連携を更に深めつつ人材育成を図り、公衆衛生や障がい児医療及び災害時医療の体制充実を図ることが期待されます。
【公衆衛生行政の体制強化に関する連携】
公衆衛生行政の充実・強化と将来の公衆衛生医師不測の解消を図る体制を構築するとともに、県内の感染症対策に貢献できる専門的知識を有した人材育成等を推進するための協定。
【障がい児医療の体制強化に関する連携】
大学、医療機関、療育機関、市町村、学校などの関係機関が本来担うべき役割を整理し、今後の障がい児医療に係る医療・療育・保健体制等のあり方について検討するとともに、障がい児医療体制の強化を図るための協定。
【災害派遣精神医療チーム(鳥取県DPAT先遣隊)の派遣】
大規模災害時等において発災直後(48時間以内)に被災地に入り、精神医療及び精神保健活動の支援を行う災害派遣精神医療チーム(鳥取県DPAT先遣隊)を整備し、災害時における精神保健医療体制の強化を図るための協定。
5. 鳥取県内高等学校長と鳥取大学との連絡会を開催しました(8月4日)
鳥取大学では、7月30日に「鳥取県内高等学校長と鳥取大学との連絡会」を開催しました。この連絡会は、鳥取大学、県内高等学校相互の現状と課題等について意見交換を行い、県内高等学校と本学の連携強化を図ることを目的として毎年開催してきましたが、昨年度は新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響で中止となり、今年度は、オンラインを併用することで、2年ぶりの開催となりました。
会議には、本学関係者、県内高等学校長30名が出席し、中島学長、岩田鳥取県高等学校長協会会長の挨拶に続き、倉吉東高校から「国際バカロレア教育(IBDP)認定校への取組」、本学から「大学進学研修プログラムの取組」が紹介されました。
その後、高等学校からの質問事項に回答する形で、入試制度や大学の現状に関する意見交換が行われました。
6. 令和3年度のスマートシティ関連事業における 「経済産業省 地域新MaaS創出推進事業」に採択されました(9月3日)
このたび、工学部谷本圭志教授が参加する産官学チームによる公共交通に関するプロジェクトが経済産業省のスマートシティ関連事業(地域新MaaS創出推進事業)に選定されました。
スマートシティ関連事業は、AI、IoTや⾃動運転、ドローン等の未来技術を活⽤した新しい地⽅創⽣を⽬指し、地⽅創⽣の観点から、⾰新的で先導性と横展開可能性等に優れた提案について、社会実装に向けた関連事業の現地⽀援体制(地域実装協議会)を構築し、関係府省庁による総合的な⽀援を⾏うものです。
本プロジェクトでは、公共交通サービスが限定的な地域である島根県美郷町において、過去の実績等を元にした価格設定にて定額乗合タクシーの実証運行を行い、その事業性を確認すると共に、地域に最適な価格水準の探索に取り組みます。
【プロジェクト名】
「事業性に重点を置いた過疎地域型MaaS実証実験」
【コンソーシアムメンバー】
(株)バイタルリード
石見交通(株)
KCCSモバイルエンジニアリング(株)
JA三井リース(株)
三井住友海上火災保険(株)
広島大学
鳥取大学
島根県美郷町
7. 「ごうぎん一粒の麦の会」様からのご寄附に係る贈呈式を行いました(9月16日)
この度、「ごうぎん一粒の麦の会」様からコロナ禍で生活や学業に影響を受けている本学学生への支援にと鳥取大学みらい基金へご寄附をいただくこととなり、9月15日に鳥取キャンパスにおいて寄附金の贈呈式が行われました。
「ごうぎん一粒の麦の会」は、山陰合同銀行とその関連会社の役職員有志により組織され、地域社会等への感謝の気持ちを表すために、継続的な募金活動および寄付活動を実施しておられる団体です。
贈呈式では、ごうぎん一粒の麦の会を代表して、山陰合同銀行代表取締役会長の石丸様より、「新型コロナウイルスに影響を受けている大学生のために活用いただきたい。」とのお言葉をいただき、贈呈書および目録が手渡されました。引き続き中島学長より「コロナ禍で生活や学業に影響を受けている学生への支援が実現できるのも、皆様からの温かな御支援によるものであり、ご厚意に心より感謝いたします。」と謝辞を述べた後、石丸会長に感謝状を贈呈しました。
本学では、今回の支援を受け、学生への経済的支援を目的とした食糧支援を行う予定としております。
8. 持続性社会創生科学研究科学位記授与式(9月)を挙行しました(9月27日)
9月24日(金)、本学広報センターにおいて、鳥取大学大学院持続性社会創生科学研究科の令和3(2021)年度9月修了生にかかる学位記授与式が挙行されました。 修了者は外国人留学生6名を含む9名(1名欠席)でした。
式では、研究科長及び各専攻長の紹介の後、田村 文男 研究科長から、修了生に対して一人ずつ学位記が渡され、修了に対するお祝いの言葉、コロナ禍における大変な努力への労いの言葉、さらに本学で培った知識とスキルで持続可能な社会へ貢献するようエールが送られました。
教育学、工学及び農学と、それぞれの分野での今後の修了生の活躍が期待されます。
【修了者内訳】(博士前期課程)
地域学専攻 1名
工学専攻 5名(バングラデシュ、中国、ケニア、スーダン各1名を含む)
農学専攻 3名(インドネシア、タイ各1名を含む。)