DIVERSITY CAMPUS
ダイバーシティキャンパス推進室
DIVERSITY CAMPUS
キャリア形成支援

学生や教職員の健やかな成長や挑戦をサポートするため、学内外の機関と連携し、キャリア形成を支援する機会や情報の提供を行います。
【教職員対象】国際的な研究力向上につながる経験の共有、女性、若手リーダー育成や組織内コミュニケーションの機会
【全体】健やかなキャリア形成に欠かせない、心とからだの理解やケアについて学ぶ機会
令和7年度
健康と多様性を考えるプレコンセプションケアセミナーを実施しました
学生から教職員まで、様々な年代・性の参加者を対象に、自他の「生(性)」を深く理解するためのプレコンセプションセミナーを開催しました。このセミナーは、自分自身や他者を大切にしながら、これからの人生(ライフ)や仕事(ワーク)を健康的に送るための知識を更新し、学内で安心して相談できる機会を提供することを目的に、2回にわたり鳥取と米子の2つのキャンパスをオンラインでつなぎ、同時開催しました。
生(性)について気になること
事前のアンケートでは、学生は「恋愛や交際」に最も高い関心を示し、教職員は「子育て」「ライフプランニング」「性の多様性」「生理」「更年期」など多岐にわたるテーマに関心があることがわかりました。
これらの声を反映し、セミナーでは「思春期や更年期」「ホルモンの変化」といった誰もが直面する課題に加え、「月経や産後の女性の心身」など幅広いテーマについて、講師がデータや自身の経験に基づきわかりやすく解説しました。
健康経営と対話の重要性
特に教職員向けのセッションでは、女性特有の健康課題が組織の健康経営において重要なテーマであるにもかかわらず、「どうサポートすればいいかわからない」というアンケート結果が紹介されました。これを受けて、性に関する健康問題との向き合い方として、以下の2点が強調されました。
- 〇心理的な距離感の確保:
- 男女平等やジェンダーフリーが進む中でも、性に関する感情や考え方は多様。
お互いの心理的な距離感を尊重することが大切。 - 〇相談しやすい人に伝えてみる:
- 学内ではダイバーシティ推進室・保健管理センター、地域の相談支援センター、かかりつけ医、病院などの利用も。
教職員の方は組織の階層に関わらず、まずは「話しやすい人」に伝えてみることから。
また、スマホなどで性に関する様々な情報がある中、正しい知識やサポートを得るには、公的機関や病院、専門の学会など、信頼できる機関のものを参考にするとよいとの助言がありました。
セミナー後は、骨密度や血管ストレス測定、マタニティ体験や栄養指導、相談など、参加者はそれぞれ専門職からアドバイスを受けました。
今回の取組みは、学内ではダイバーシティ推進室と保健管理センター、学外は鳥取市こども家庭センターや保健所、鳥取県米子保健所が共催する初の開催となりました。また、母性・小児家族看護学の先生方や、各所属の先生方にも啓発や周知協力をいただきました。鳥取大学の学生や教職員に対する学内外の厚いサポートに心から感謝し、今後も連携や繋がりを続けていけたらと思います。
【講師】千酌 潤 学校医
テーマ 「今の自分を知って、健やかな未来をデザイン」
感想より
- 自身の性や妊娠の希望の有無に限らず、職場や親戚、友人、パートナーとの関係において、性についての理解は大切だと思った
- 県で作成している資料も多くあり、取り組みが始まっていること、このような場が設けられたことが第一歩として、ステキだと感じました
- 研修などの場だけでなく、日々の学生生活においても、学生自身が自分を大切にしてよいことや、大切にされていることへの気付きが得られる学び場(学舎)であることを感じていけることを期待します
- 個人に押し付けるのではなく、社会環境が変わっていく必要があるという視点が伝わった
- 学内や県内の環境がより相談しやすい場になっていくのだろうと感じられた
- 女性の健康課題について理解している気でいましたが、真に分かっていない自分に気付かされ、大変貴重な時間でした
- PMS、やせ、子宮頸がんが、ライフステージや世代を超えて健康に影響を及ぼすことが分かった
- 生理の知識についてもっと異性の方に知ってもらえたらと思う
- 自分の性について学ぶのも大切だし、男性の多い職場でもあるので、男性更年期についても学ぶ機会があれば良いと思いました
- 更年期障がい医療に拠点病院を作って連携していることを知った
- 妊娠体験を通して、妊婦さんの動きにくさ、大変さが理解できた
- 更年期などの体調の変化、骨密度や食事の選び方について、とても参考になった
- 骨密度測定をしてもらえて良かった。食生活や運動生活を見直すきっかけになりました


家族でのアメリカ留学生活「鳥大サバティカル研修 体験談」を聞こう!
申込フォーム: https://forms.gle/gJVTMGv6DJiYLZdo8
申込期限: 9月22日(月)

キャリアデザインセミナーを実施しました
本学の事務・技術・図書職員の中堅メンバーを対象に、キャリアデザインセミナーを実施しました。
講師のガイダンスでは、キャリアを仕事だけでなく広く人生として捉え、自分だけでは見えない強みや視点、中長期の仕事のしかた、家庭や地域とのつながり、様々な役割を同時に回していく考え方などを学びました。
グループディスカッションでは、事前に分析した自分の強みや働きがいとキャリアの軸、長期のワークライフバランスプランを共有しあい、大いに盛り上がりました。参加者の今後につながる、良好なコミュニケーションを体感する機会にもなったのではと思います。
また、鳥取大学のダイバーシティの現状と課題、大学や学生への中長期的な貢献、組織文化を担うリーダーとしての在り方などについても考える時間を持ちました。
【講師】キャリア・コンサルタント 齋藤由里子さん
(総合アミノ酸・食品メーカー 人事部DE&I推進グループ長 兼 特例子会社社長)
感想には、普段関わらない職員と踏み込んだ話からの気づきや、年齢・経験・意識の異なる職員の視点からの刺激などが多く寄せられました。自身の成長や前進、職場への貢献、改善についても多くの記述がありました。
また、教職員アンケート結果を用いた鳥取大学におけるDEI推進や、組織文化づくりを担う大学のリーダーとしての在り方についても、次のようなさまざまな感想や気づきがありました。
アンケート内容
- 誰でもマイノリティであるという視点に立つことが大事であると感じた
- 個性が多様であることのメリットより、マネジメントの大変さが現場にあるように感じる
- 自分の仕事だけでいっぱいな方にも配慮しつつ、多様な個性で相乗効果を生む方法、実際に相乗効果を体験できる方法を考えていかなければと思った
- 男性の育児休業の取得等、制度を利用しやすい職場の雰囲気はあると思うが、フォローする人へのインセンティブやバックアップ体制等があるとより良い
- 職員全員でよりよくしていく意識を持つことの大切さについて、再確認出来た。気付いたことから少しずつ行動し、貢献したい
- 他部署との交流が少ない部署に所属しているため、大学全体の意見を知ることができるデータが示された点は大変有意義で、ありがたく感じた


~男女とも、いろんな年代で、自他の生(性)を理解しよう~ プレコンセプションケアセミナー参加申込、どなたでもアンケート募集中!
「プレコンセプションケア」をご存じですか?
生(性)についての正しい情報をアップデートし、
今の自分や接する人の理解を広げて、人間関係も健やかに未来をデザインしましょう。
生(性)に関するアンケートは匿名で、学内すべての学生・教職員の方が対象です。
結果はニュースレターなどでお知らせしていきますので、気軽に回答してくださいね!
【生(性)に関するアンケート】
学内どなたでも!ご協力ください (2分程度・7/24まで・匿名です)
https://forms.gle/Q5oMJq9mGW6Nnt9p6
【参加申込】当日参加OKですが、人数把握のため申込にご協力ください。
https://forms.gle/PVU29pJ7ty7fs4dx9
【学生対象】企業見学バスツアー 参加者募集
令和5年度
企業見学会2023を開催しました
企業見学会2023を、9月28日(木)~29日(金)の一泊二日で開催しました。平成24年度からスタートしたこの事業は、令和元年度を最後にコロナ禍のため中止していましたが、本年度4年ぶりに開催したものです。
女子学生が企業の研究・開発現場を訪問して、女性研究者・技術者等の就業体験談を聞くことにより、研究・開発職に対する理解を深めたり、大学院進学や自身のキャリア形成を考える一助となるよう、学生のキャリア教育の一環として行っています。
本年度は、本学教員との共同研究のご縁から各企業様にご協力を賜り、大阪市此花区にある「住友化学株式会社大阪工場」と、京都府木津川市にある「ロートリサーチビレッジ京都」を、医学部、工学部、農学部、持続性社会創生科学研究科の20名の学生(学部1年~大学院1年)が訪問させていただきました。
実施後のアンケートでは、学生の参加目的として、「研究者の仕事内容を知る」「大学院への進学を検討」をあげた学生が多く、それについて全員が企業見学会で「知ることができた」「少しは知ることができた」と回答しており、学生の当初の目的は達成できたと考えます。また、企業見学会に参加した感想として、全員が「とても参考になった」「やや参考になった」と回答、今回のような企業見学会がまたあれば参加したいかという問いに対しても、全員が「参加したい」と回答しており、「この先の進路をどうしたいかを具体的に考えることができた」「自分のキャリア形成を考えるにはとてもいい経験であった」「漠然と夢のために頑張るより目標を持ってしなければいけないと思った」などの満足度が高い声が多くありました。
ご対応頂きました両社ならびにご協力・ご尽力いただきました皆様に御礼申し上げます。
企業見学会2023を開催します


大阪市にある住友化学株式会社 大阪工場と、京都府木津川市にある ロート製薬株式会社 ロートリサーチビレッジ京都 を訪問します。
大学院への進学や自身のキャリア形成を考える一助としていただくよう 熱意ある方の参加をお待ちしております。
平成31(令和元)年度
女子学生のための企業見学会(県内)を開催しました
女子学生のための企業見学会2019(鳥取県内版)を開催しました!
3年目となる今年度は、ふるさと鳥取県定住機構、鳥取大学COC+事業推進室、鳥取大学ダイバーシティキャンパス推進室との共同開催で、「企業見学バスツアー&交流会 for鳥取大学」として実施しました。
今年度は、中・西部地区の女性が活躍する企業3社に訪問しました。 最初に訪れたのは、琴浦町にある大山乳業農業協同組合。牛乳や乳飲料を製造している工場を見学した後、本学のOGである2名の女性管理職の方より、入組されて今日に至るまでのプライベートを含めた経歴を年表にしてご説明頂きました。
米子市にある株式会社山陰放送(BSS)では、ラジオを生放送しているスタジオ、編成室や、夕方のニュース番組を放送しているスタジオ、取材した事件、事故、身近な話題などを編集する部屋などを見学。 小林アナウンサーより、放送局への入社、アナウンサーになった理由、今までで一番大変だったことなどをお聞きました。
ファミリーイナダ株式会社では、広大な敷地の工場内を見学、自然環境豊かな大山に工場が設立された理由や事業について、また2名の女性社員より、会社を選んだ理由や現在の仕事内容などをお聞きしました。
途中昼食交流会として、訪問した3企業より各1名ご参加いただき、和やかな中、ざっくばらんに話を伺うことができました。
参加した学生は、「就職が全てじゃなくて就職してからがやはり大事なのだなと感じた」、「企業で頑張っている様々な人に出会えて、すごく学ぶことができた」「社会人の方のお話を聞いて、自分の理想の働き方に関する考え方が変わった」との感想が寄せられました。
本企業説明会にあたり御対応いただきました各企業および社員の皆さま、ならびにご協力いただきました皆さまに御礼申し上げます。
女子学生のための企業見学会(関西)
平成元年9月24日~25日、ダイキン工業株式会社(大阪府摂津市)と花王株式会社 (和歌山県和歌山市)を訪問しました。
企業見学会の詳細・報告は、下記pdfをご覧下さい。
平成30年度
女子学生のための企業見学会(関西)
平成30年9月26日~27日、小野薬品工業株式会社(大阪府三島郡島本町)と富士通株式会社(大阪府大阪市)を訪問しました。
企業見学会の詳細・報告は、下記pdfをご覧下さい。
女子学生のための企業見学会(県内)
平成30年6月1日、株式会社明治製作所(倉吉市)と大江ノ郷自然牧場有限会社ひよこカンパニー(八頭町)を訪問しました。
企業見学会の詳細・報告は、下記pdfをご覧下さい。
平成29年度
女子学生のための企業見学会(関西)
平成29年9月20日~21日、オムロン株式会社(京都府)と小林製薬株式会社(大阪府)を訪問しました。
企業見学会の詳細・報告は、下記pdfをご覧下さい。
女子学生のための企業見学会(県内)
平成29年6月1日、寿製菓株式会社(米子市)と株式会社ケイズ(米子市)を訪問しました。
企業見学会の詳細・報告は、下記pdfをご覧下さい。
