鳥取大学からのお知らせ

DIVERSITY CAMPUS

ダイバーシティキャンパス推進室

DIVERSITY CAMPUS

制度利用者の声

研究支援員制度利用者の声

制度利用者の声

 平成24年度に創設されたこの制度は、性別・国籍を問わず、地域学部、医学部、工学部、農学部、各機構等の教員・研究員の方々に、14年間で延べ169名の方にに利用いただいています。

 2025(令和7)年度は、9名の利用がありました。近年に本制度を利用された方の声を紹介します。


研究支援員に依頼した内容、活動の例
  • 〇学会発表のデータ作成
  • 〇論文発表につなげる実験・研究活動のための技術的な補助
  • 〇研究活動に必要な調査測器の動作確認などの事前準備
  • 〇実験や研究環境の整備
  • 〇分析機器のコンディショニングやメンテナンス
  • 〇文献等の検索、情報整理、データ集計作業等
  • 〇統計解析の補助、論文の文章、図や表のミスのチェック、引用文献の作成
  • 〇機械学習に係るデータ作成
  • 〇実験の測定および実験装置のメンテンナンスを含むルーティンワーク
  • 〇技術に精通している支援員による研究室学生への技術指導のフォロー
  • 〇支援員作成マニュアルにより利用者の指導学生や所属のパート職員が活用し技術を周知


研究支援員の配置により、得られたワークライフバランスの変化など

Aさん

 研究支援員の方に実験に必要なサンプルを作製していただくことで研究を効率的に進めることができ、第一子、第二子の育児をしつつも上記のような論文・学会報告や研究費の獲得などの成果を得ることができました。子供の急病等により突発的に対応せざるを得なくなった時も、研究支援員に実験を進めていただくことで、途切れなく研究を推進することができました。

Bさん

 新たに導入されたシステムのデータベース整備・運用の補助、実験環境の整備を支援員に進めてもらい、研究・教育活動の基盤整備を進めることができました。
 また、長期休業から復帰直後は学部内での配慮などもあり研究室の所属学生数も少なかったが、徐々に学生数が増え、それに伴って研究・調査に関する作業量も増えました。支援員の配備によって研究活動に必要な事前準備、研究環境の整備が効率的に進みました。野外調査に用いる測器の動作確認など事前作業の負荷がなくなったことによって、調査を安全・着実に行うことができました。教育効果も上がり、卒業生の半数が大学院へ進学します。支援員による様々な補佐により、業務を効率的にすすめることができ、休日出勤や退勤以降の自宅での業務を減らすことができました。
 昨年度の支援のおかげもあり、今年度は学内資金を新規で獲得したり、課題に関連した補助作業や予備実験を支援員に行ってもらいました。得られた成果をもとに、次年度科研を申請することができました(採択)。今後も随時、その他の競争的資金の申請を行っていく予定です。

Cさん

 研究支援員の方へ研究支援をしていただくためには、当然のことながら事前に業務内容を整理し、依頼準備をしておく必要があります。そのため、幅広くかつ専門的な業務について、これまでよりも見通しをもったスケジューリング、優先順位を考慮した業務整理ができるようになったとともに、継続的に実施できるようになったことを実感しています。これらの変化は、ワークのみならず、ライフの両面に還元でき、スケジュール管理を含むタイムマネジメントとリスクヘッジ、さらにコーディネイト力についても活かせていると感じています。これらの経験は、ワークにおける働き方の視点を幅広くもつきっかけとなりました。

Dさん

 目が離せない子育てや妻のパート勤務の再開など、生活環境の変化が激しい時期に、支援員の補助による業務の効率化で、平日、休日ともに家事、育児に余裕を持って対応出来ました。自宅で雑務に追われずに過ごす時間が十分に確保できることで、その時間を家族そして自身のために使えるため、心身に良い効果が得られたと感じます。

Eさん

 2歳の娘の育児に向き合うことが出来る時間を取ることが出来ました。週5日保育園に預けております。送り迎えを妻と共同で行なっておりますが、研究支援員のおかげで送迎とその前後の時間を子供と過ごすことが出来ております。また、これを契機に自宅でPCで出来る研究方法も模索したことで、研究の幅も広がりました。
 総合すると、本制度を基に研究支援員に手助けをいただいたことで、娘の子育てと教育・研究業務のワークライフバランスは改善されたものと実感しています。

Fさん

 一部のルーチンワークを支援員にやってもらうことで、研究が進みました。子の送り迎えのために職場に滞在する時間を短くする必要があり、短くした分の一部を補填することができました。

Gさん

 研究支援員の配置により、研究活動と育児の両立における時間的・心理的負担が一定程度軽減され、ワークライフバランスの面で大きな変化を感じています。
 研究活動に加えて、普段の講義やゼミの学生指導(卒論指導)等にも日常的に担う中で、3歳の第1子の保育園送迎や家庭での育児・家事への対応、突発的な呼び出しなどが生じる状況では、まとまった研究時間を確保することが難しく、研究活動を計画的に進めることに困難を感じる場面が少なくなかったが、研究支援員の協力により、文献の収集や整理・分類といった一定の手順で進めることが可能な作業を分担することができ、研究の基盤となる資料の整備を継続的に進めることが可能となりました。このことで、限られた研究時間を文献の精読や研究上の検討に充てることができるようになり、ある程度の見通しを持ちながら日々の業務に取り組むことができました。
 また、第2子誕生により家庭内の育児負担が増加する中においても、この制度を活用することで、保育園への送迎を日常的に行うことや、子どもとともに夕食をとる時間を確保することができるなど、生活を犠牲にすることなく研究活動を続けることができたという意味において、調和のとれたワークライフバランスを実現できたと考えています。

Hさん

研究支援員配置前:教育・研究業務 45%、育児・家事 40%、睡眠・休息 5%、不安10%
研究支援員配置後:教育・研究業務 55%、育児・家事 35%、睡眠・休息 10%、不安0%

 支援員によるデータ解析・文献整理等を分担することで、研究関連業務に費やせる時間が10%程度増加しました。本制度を受ける前は、常に生活に対する不安が頭をよぎる日々でしたが、それが解消されることで家族との時間および睡眠時間が増加したように感じました。
 また、支援員を当研究室の学生とすることで、研究室運営のサポート、ルーティン実験操作とデータ処理(従来1日3時間)を分担することができ、学生指導時間も週3時間→10時間程度に3倍増となりました。これらにより研究室全体の生産性が向上し、自身のワークライフバランス改善と研究室運営両立を実現したと感じます。
 昨年度に引き続きこの制度を活用させていただきましたが、日々の日常生活の不安が如何に仕事のパフォーマンスに影響していたのか、改めて実感致しました。仕事のパフォーマンスの維持・向上のために、男女問わず、気軽に活用できる雰囲気・状況になれば良いなと思います。

Iさん

 研究支援員による研究補助により、研究活動の量を増やすことができました。
 基礎研究において、支援員の補助により業務と並行して行うことが困難であった作業を実施することができました。自分だけでは業務終了後に22-24時頃まで作業が必要となる見込みでしたが、支援により保育園の時間内に帰宅することができました。
 臨床研究においては、研究室の学生たちが支援員として研究データ収集や解析、学会発表準備まで積極的に取り組んでくれたため、学生主体で研究して自分が細やかに指導をするという体制をとることができました。これまでは十分な時間が取れずに研究室配属後に学会発表や論文化は困難でしたが、支援制度を通して学生も研究を延伸することができ、それが学会発表まで到達することができました。また、これまでほとんど学生がノミネートされることのなかった若手奨励賞を受賞することもできました。さらに、同内容について学会誌より投稿依頼が来ており、論文化も進行中です。

これまでの研究支援員の声

支援員A

  • 業務内容-実験補助、データ整理、データベース作成における確認と修正
  • 今まで経験したことのない分野の研究に携わり、実験手法など初歩から教えていただくことで新たな技術が身につき、自身の成長につながったと思う。
  • 子育てをしながら研究者を続けていくことの苦労がよく分かった。自分は専業主婦として子育てをしてきたので、女性としての様々な生き方を感じることができてよかった。

支援員B

  • 業務内容-植物育成、植物測定、試料分析などの研究支援に携わる業務
  • 今まで経験したことのない知識を学ぶ機会はとても貴重で得難いものだった。労働しながら知識を吸収できるといういい経験になった。

支援員C

  • 業務内容-データの収集・整理、実験の補助
  • データの収集、整理をしていく中で、ただデータとして扱うのではなく、なぜそのようなデータを示すのか、何を意味するのかを考えるきっかけとなり、知識に広がりができた。
  • 臨床を行いつつ研究を行っていくことの時間的な難しさを改めて実感した。また研究の支援をしていく中で、研究を行っていくことに対して興味が湧き、将来の自分のキャリアの中での選択肢の一つになった。

支援員D

  • 業務内容-研究に関する書籍の整理、アンケート(研究データ)の発送準備など、アンケート(研究データ)の入力
  • 研究についての書籍、資料の整理、整頓などを行い、見やすく利用しやすくなった。また、アンケート(研究データ)の入力など効率よくすすめることができた。
  • その専門的な知識の深さや経験はすごいのだろうなと随所に感じる場面も多く、地元の身近な場所におられるということを知ることができただけ、貴重な体験をさせていただいた。気さくに接していただき業務に従事しやすかった。

支援員E

  • 業務内容-ゲノム抽出、遺伝子解析(PCR)
  • ゲノム抽出、遺伝子解析等の技術を習得することができ、自身の今後の研究にも活かせると思う。また、研究の進捗を常に議論することで、研究の進め方を教えていただいた。最先端の研究にも触れることができて大変勉強になった。
  • 研究室の技術スタッフ、学生たちとの共同作業もあり、多くの方々の地道な実験によってデータが得られていると実感した。

支援員F

  • 業務内容―実験補助業務、実験器具の準備・片付け、データの整理
  • 実験器具の取り扱いや、パソコンでのデータ整理などを経験したことが、今後また研究支援員の仕事に就く機会があった場合、役立つことがあるのではないかと思う。また実験の補助的な業務を支援員が行うことで研究者の時間的な負担を減らすことができたのではないかと思う。
  • 一つの研究がたくさんの実験からデータをとって行われていること、その実験一つ一つも多くの手間と時間がかけられていることに驚いた。それだけに、一見些細に思える作業でも少しのミスが実験を台無しにしてしまうことにつながるので、実験に関わるどんな小さな作業もおろそかにはできないと改めて思った。

支援員G

  • 業務内容-標本作製
  • 自身の研究でも活用できる技術が身についた。
  • 期待される結果が得られなかったり、思わぬ失敗が起きたりするなど、研究は地道で、思うように進まないことが多いものだと感じた。

支援員H

  • 業務内容-培地の作成、薬剤感受性試験、実験準備
  • 器具の使い方や実験の手際など、ブランクのないようにできる。
  • 菌の種類や見分け方を知ることができた。

支援員I

  • 業務内容-アンケート作成、書類の印刷・送付準備、データ入力
  • 学生が必要としている支援(コミュニケーション)や居場所について理解を深めることができた。支援を必要としている学生への接し方を拝見し、私自身が支援する側になったことをイメージする大きなきっかけとなった。
  • 場所という点でも人との繋がりという点でも新鮮な気持ちで業務に従事することができた。また業務環境が非常によく、この「居心地の良さ」が理想的な支援に直結しているように感じた。

支援員J

  • 業務内容-データ入力、整理、分析補助
  • アンケートデータの入力を通じて、様々な考え方や物事の捉え方を学ぶことができ、知見が広がった。また、子育ての合間の時間を有効活用できた。
  • 常に多角的に物事を捉える研究者の姿勢に触れる事ができ、自分もそうありたいと刺激を受けた。育児をしながらの研究や、様々な業務をこなされる研究者は本当に大変であると思った。

支援員K

  • 業務内容-アンケート集計、資料整理
  • アンケート結果をパソコンに入力し、集計することにより、研究者がわかりやすくスムーズに研究を進める手助けとなる。
  • 自治体や小学校など、外部との関わりが多いことに気づいた。

支援員L

  • 業務内容-フィールド調査資料の整理、論文執筆のための資料収集・整理、収集データの整理・分析
  • 基礎データの整理などを請け負い、研究の進捗を向上させていると思う。自分のキャリアに長いブランクがあったが、研究の現場に接し、また研究活動に携わりたいと感じ、自分の生活に刺激と希望が持てたように思う。
  • 行政などに迅速にフィードバックしようとする先生の姿勢を見習うべきと感じた。また自分の専攻分野が自然科学系だったので、社会科学分野でのデータの抽出や考察方法が異なっており、先生の意図するところに的確に対応できているか不安を感じた。人間の振る舞いや生活に関わる分析には大変魅力を感じている。

支援員M

  • 業務内容-実験補助
  • 本制度を通じて新たな実験に触れることにより、実験スキルが向上した。また、研究者のワークライフバランスの是正につながった。
  • 家庭を持ち、かつ様々な業務(研究外のものも含む)を抱える研究者は実に多忙であり、支援員の制度は必要不可欠であることを改めて実感した。またその限られた時間の中で最大限の成果を挙げようとする研究者の姿勢・工夫は学ぶべき点が数多くあった。

支援員N

  • 業務内容-細胞の培地の交換・継代、培養細胞からのRNAおよびタンパクの抽出・検出、データの入力・整理
  • 研究の補助を行うことで知識を身につけることができた。自身の研究とのバランスをとりながら効率よく実験を進めていく力が身についたと感じる。
  • 普段から細胞を扱う実験は行っていたが、いつもは扱わない種類の細胞を観察することができた。いつも行っている実験でも使用する試薬が異なることなどがあり、応用力や知識を深めることができた。