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鳥取大学からのお知らせ

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学修成果の可視化

本学では,教育プログラム(学部・学科等)ごとにディプロマ・ポリシー(DP)を定めています。DPとは,各教育プログラムの教育理念に基づいてどのような力をどの程度身に付けた学生に卒業・修了を認定するか,という指針になります。しかし,大学教育によって学生がどのような知識や能力を修得したのかを客観的に評価することは容易ではありません。評価手法にもさまざまな種類が存在しますし,設定されるDPにおいても学部や学科,そして大学全体など複数のプログラムレベルの方針が存在するからです。

高等教育開発センターでは,学生の学修成果の収集・分析だけでなく,有益な可視化を図るため,どのような評価方法を組み合わせればよいのか,どのような情報の提示方法が適切なのかを検討しています。現在構築を進めているLMS-eポートフォリオシステムなどを通じて学修成果を可視化し提示することで,学生は自身の成長を感じ,主体的な学びを実現することができます。また大学側も学修成果に基づいて教育活動及びカリキュラムの改善や学生本位の教育システムの構築ができることが期待されます。

DP能力修得度の可視化について

DP能力とは,各学部・学科のDPに基づいて定められた,卒業までに身につけておくべき能力のことです。各授業科目には,学生がその履修を通して修得できるDP 能力の項目(例 DP1‐1「一般的知識・理解力(教養教育)」,DP2‐1「論理的思考力・創造的表現力」等)が割り当てられ,その成績によって各項目の修得度が算出できます。DP能力の修得度は,本学の教育目標がどのくらい達成できているのかを評価するうえで重要な指標といえます。

高等教育開発センターでは,毎学期,学生一人ひとりのDP能力の修得度を測定し,その結果をLMS-eポートフォリオシステムを用いて通知するとともに,あわせてDP能力に関する自己評価アンケートも実施します(令和4年度中の予定)。このようにして,DP能力の修得度を総合的に把握することにより,本学の教育活動を見直し,さらなる改善を図ることができます。

DP能力の測定結果は,自己評価アンケートの結果とあわせて,下図のようなかたちで示されます。両者を比較することで,どのような能力がどのくらい身についているのかを確認するとともに,これからの学びを考えるヒントとして活用することができます。

レーダーチャートの見方

左側のレーダーチャートは,現在までの各DP 能力(DP〇‐〇)の修得度を可視化したものです。各DP 能力の算出は,60点を基準値1.0とみなし,1.0 は「最低限必要な能力の修得」を,1.5 以上は「高度な能力の修得」を意味します。最大値,つまり全科目100 点の場合は1.67 となります。右側のレーダーチャートは自己評価アンケートの結果を表示しています。