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鳥取大学における生成系AIの利用に関する基本方針と注意事項

令和5年1220日更新
令和5年6月5日作成

学生及び教職員の皆様

鳥取大学長 中島 廣光

鳥取大学における生成系AIの利用に関する基本方針と注意事項

生成系AIとは、インターネット上に存在する大量のデジタルデータ(テキスト、音声、画像や動画等)を用いて機械学習させ、質問に対して人間が作成するものに近い文章やプログラムを生成したり、新たな音楽や映像を創造したりする人工知能(AI)を指しており、その代表的なものとしてOpenAI社の「ChatGPT」や英Stability AI社の「Stable Diffusion」があります。有益なオンラインツールとして様々な分野や業種に導入されつつあり、その利用環境や利用方法も多岐にわたっており、驚くべき速さで社会に普及し始めています。しかしながら、生成系AIが出力した結果の信頼性や透明性、社会における制度やルールの整備が追いついていない点も懸念されています。大学の教育研究活動や業務においても、効果的に利活用できることを期待されていますが、同時に利用に対する問題点や課題について十分に認識しておく必要があります。
 本学では、生成系AIのメリット・デメリットを理解した上で、下記の基本方針と注意事項に則り、教育研究活動や業務において適切かつ有効的に利活用していきます。

■ 生成系AIに対して、個人情報や大学の秘密情報を入力しないこと
・個人情報、プライバシー情報や秘密情報を入力すると、入力された情報は生成系AIに蓄積され、機械学習への利用や情報漏洩に繋がる可能性があります。

■ 生成系AIに対して、未発表の論文内容等を入力する場合は注意すること
・未発表の内容(論文や申請書等)や未公開の情報(研究成果等)を入力すると、意図せず情報流出や情報漏洩に繋がる可能性があります。

■ 生成系AIが出力した結果は、そのまま使用しないこと
・教育活動における生成系AIの利用については、学生の知的探究心やIT・情報活用スキルを高めることに繋がる可能性があるため、原則的には禁止しません。
・ただし、教育効果や学習成果でもあるレポートや論文に、自らの考えや知見を加えることなく、生成系AIが出力した結果をそのまま記載して提出することは禁止します。
・適切な成績評価を実施するため、提出されたレポートにおいて生成系AIが出力した結果がそのまま記載されていた場合、授業(試験を含む)によっては「不正行為」とみなします。
・適切な学位論文審査を実施するため、提出された論文において生成系AIが出力した結果がそのまま記載されていた場合、各学部・研究科の学位論文評価基準に基づく審査や合否判定において「不正行為」とみなされる可能性があります。
・一般的に生成系AIが出力した結果には、誤った内容が含まれている可能性があるため、結果を鵜呑みにせず、他の方法で調べた情報と照らし合わせながら利用してください。また、著作権侵害に該当する内容が含まれている可能性があるため、類似のものがないか自分でしっかりと調べてください。

※利活用に関する詳細については、学生や教職員に対して別途公表します。
 ※附属学校については、鳥取県教育委員会の動向を踏まえ、別に定めるものとします。




教職員に対する利活用に関する詳細はこちらへ
「生成系AIの利活用に関する留意点について」(学内限定)